30ユーロで晩ご飯22 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
22回目の今日は、マルセイユのレストランLa Piscineの女性シェフがチャレンジしてくれます。
4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ります。予算は30ユーロ(約4000円)。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年4月21日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがその女性シェフ、ジョルジアナさん。30ユーロを渡して材料を揃えてもらいます。
二人がやってきたのは港。今朝、水揚げされたばかりの魚が売られています。どうやらメインは魚料理になりそうです。
シェフが目をつけたのはセヴロー(sevreau)という魚。1キロで7ユーロ。アジに似てますね。
白身魚で身が厚く美味しいそうです。2尾(約600グラム)で4.40ユーロ、残りは26.60ユーロ。
次は中東の食材の揃ったお店に向かいました。これだけのものが並んでいると、シェフとは言え何を買えばいいか迷います。
まずは何やら燻製にするためにユーカリの葉を、次に前菜用にタジン・スパイス(十数種類のスパイスをブレンドしたもの)とメイン用にオリーブを、さらにデザート用にローズ・ウォーターをひと瓶購入。全部で6ユーロ、残りは19.60ユーロ。
さて、今度はチーズ屋さんにやってきました。前菜用にヤギの乳で作ったチーズ “ブルス・デュ・ロヴ(Brousse du Rove)” を購入。4人分で4.40ユーロ、残りは15.20ユーロ。因みにロヴはヤギの品種。
最後に八百屋さんで、イチゴ、ほうれん草、アスパラガス、玉子、バジルを購入。これが合計で14.80ユーロ。
お財布に残ったのはわずかに0.40ユーロでした。
これでお買い物は終了。さあ、調理のためにお店の厨房へ!
まずは前菜を作ります。
アスパラガスを3分ほどフライパンで炒めます。その間に玉子の黄身を取り出し醤油に漬け込みます。
お皿にヤギのチーズ、炒めたアスパラガスを盛り付け、タジン・スパイス入りのビネグレットソースをかけたら、醤油につけた黄身を添えます。これで前菜の出来上がり。
次にメイン料理。
魚を三枚におろします。バットにユーカリの葉を入れバーナーで火をつけたら、ナイフで数カ所穴を開けたアルミホイルでふたをします。そこに魚をのせ、さらに上からアルミホイルでふたをして煙で燻します。こうして燻した魚をオーヴンに入れ焼きます。
その間に、ほうれん草とオリーブをフライパンでさっと炒めたら、魚と一緒に盛り付けます。
最後はデザート。
イチゴはスライスしておきます。残った玉子の白身、砂糖、ローズ・ウォーターでメレンゲを作ります。メレンゲを薄く伸ばしてオーブンで焼きビスケット状になったら割ってイチゴの上にのせます。ここに、バジルの葉をちぎってふりかけたら、イチゴのカルパッチョの出来上がり。
今回もおいしそうな晩ご飯が30ユーロ以内で完成しました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ダイエットを始めた。しかし生まれながらの食べ物好き、欲望に負けそうになる。これではいかん!と、台所でメレンゲの入った袋を一心不乱に踏みつけていたら、驚いた顔でママがぽかんと見ていた」
VDM(Vie de Merde)より
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