野生のスズラン [トピックニュース]
パリの地下鉄の色がグリーンからブルーに変わるそうです。
新しい車両はこんな感じ→こちら。ドアはボタン式?
パリの地下鉄のドアは全自動開閉のもありますが、降りたい人や乗りたい人が自分で操作をしてドアを開けるのがほとんどです。
新しい車両はボタン式ですが、古い車両はハンドルをぐるっと回して開けるようになっていて、古き良き時代を感じさせてくれます。
しかし、そういうのはそろそろ姿を消す運命にあるような・・・。
さて、先日もお話ししたように昨日の5月1日はフランスではスズランの日。
花屋さんで売るのは至極当たり前ですが、この日は誰でもスズランを売っていいそうです。
野生のスズランを摘んで、街角で売ってもいいわけです。しかし、ちょっとした規則があるようです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2018年4月30日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらはディジョン近郊のシトーの森。
ピエールさんは花屋ではありませんが、年に一度、5月1日だけスズランを売るためにここで花を摘んでいます。
しかし、次の3つの規則を守らなくてはなりません。
1. 野生のスズランに限る。
2. 花屋のすぐそばで売ってはいけない。
3. テーブルや屋台を使ってはいけない。
一方、こちらはパリの花屋さん。従業員5人ほどが次々をスズランのブーケを作っています。
この花屋さんによると、先ほどの3つの規則はないに等しいそうです。
「ランジスの市場で野生のスズランを買った人が、通りで売っているのを見かけますよ。全く許せないですよ。しかもうちのすぐ近くで売ってるんですからね。規則では最低でも40メートル離れていなくてはいけないんです」と花屋さん。
そんな規則があったとは知りませんでした。どこでも構わず皆、通りで売っているような気がします。
花屋さんにとってはスズランが一番よく売れる日が5月1日です。
調べによると売上高は花屋さんだけで2500万ユーロにもなるそうです。
しかし、それ以外で売られているスズランを足すと1億ユーロにもなると言われています。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、歴史の授業でスライドがうまく動かず、先生が四つん這いになってコンセントを入れ直していると、何か閃いたように突然叫んだ。『さあ、皆で原始時代に戻って野生になろう!』」
VDM(Vie de Merde)より
野生のスズランを誰でも売っていいなんて なんだかロマンティックな風習でやすね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2018-05-02 20:39)
ぼんぼちぼちぼち さん
そうですね、ロマンチックで素朴な商いですね。なんかちょっと中世の頃に戻ったような感じです。
by carotte (2018-05-04 14:38)