田舎風離宮 [フランスのお宝]
連休中、朝寝坊していたせいか、連休明けの朝は少々辛い・・・。
それはさておき、フランス観光で欠かせない名所中の名所ヴェルサイユ宮殿。
この中にある小トリアンノン宮殿の庭に作られた田舎風離宮ル・アモー・ドゥ・ラ・レーヌ(Le Hameau de la Reine)が5年にわたる改修工事を終えて、間もなく一般公開になるそうです。

下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年5月6日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
1787年、32歳の王妃マリー=アントワネットは、人工池の周りにコロンバージュ様式の立ち並ぶこの田舎風離宮でくつろいていたと言われています。
それからわずか2年後、革命により王妃は二度とここには戻れなくなります。
「当時、貴族たちの間で流行していたのがこの田舎風の離宮です。当然、王妃も離宮が欲しかったんでしょう」と関係者の方。
空から見るとまるで箱庭のよう。しかし革命後は放置され忘れ去られていました。
そもそもこのような離宮を立てること自体が特権階級の贅沢なわけですから、どれだけ粗末な扱いを受けたかは想像に難くありません。
この離宮を最初に修復したのがナポレオンでした。修復されたのは離宮内にある小劇場。
修復後はナポレオンの二人目の妻マリー=ルイーズに与えられました。
さらに20世紀初頭、アメリカの大金持ちロックフェラーのメセナにより大々的な修復が行われました。
そして今回の修復です。かかった時間は5年、費用は500万ユーロ!
「全体の電化、暖房設備、展示物を良い状態に保つためのエアハンドリングユニットを完備しました」
また、家具や調度品も揃えられました。ここは “王妃の家” と呼ばれる建物。
マリー=アントワネットが使っていたものは革命で四散してちまったため、ナポレオン時代のものが用意されました。
また一階のビリヤード室も1910年当時と同じように再現されました。
庭の修復も設計当時の行われました。
フランスの優秀な職人さんたちがここに集められ5年の歳月をかけて、マリー=アントワネットの残した離宮を現代に甦らせました。
窓から見えるあの田舎家の中はどんな具合になってるんでしょう?ちょっと見学してみたい気分になります。
実際に農作業ができるように作られている場所もあるようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、3ヶ月の旅行の為に荷物を準備した。全部を鞄に詰め、あとは蓋をして閉めるだけ。その時、鞄の中で突然、電気シェーバーが動き始めた
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
2018-05-08 00:00
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