イワシ祭り [ペイ・ドゥ・ラ・ロワール地方]
東京は雨の日が続いています。しかもうすら寒い。
急激な温度低下で満員電車の窓ガラスが曇っていました。外と中の温度差が大きかったらしい。
少し厚着した人でいっぱいの電車の中は汗ばむくらいでした。
お天気が回復するのは明後日あたりからのようです。やれやれ・・・。
さて、フランス西部の海辺の町サン=ジル=クロワ=ドゥ=ヴィ(Saint-Gilles-Croix-de-Vie)では、先週の5月5日、イワシ祭りが開催されたそうです。

下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年5月7日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
この地方に伝わる民族衣裳を着た住民たちが歌を歌いながら行進してきました。イワシ祭りの始まりです。
漁に出ていた船が港に戻ってきました。
「イワシはこの町のシンボルです。世界に広く知られてしかるべきですよ」と住民の男性。
「イワシはマルセイユの特産だとばかり思ってましたが、ここの特産でもあるんですよね。素晴らしいです」と観光客と思しき男性。
漁師たちがイワシを水揚げしています。今朝は1トンほどのイワシが釣れました。
その場で直接消費者に販売されます。
「沖合いに餌になるプランクトンが豊富で、イワシにこの地方独特の味をもたらしてくれるのさ」と漁師さん。
イワシを求めて集まってくるのは一般の消費者だけではありません。プロの料理人もやってきます。
ということは、やはり美味しいイワシなのですね。
こちらはピッツェリア。水揚げされたばかりのイワシを使ってピッツァを作ります。
「いつもならアンチョビを使うところですが、イワシの穫れる春になったら地元のイワシを使います」と店長。
「この町だけのオリジナルピッツァですよ。もう70年間これを食べ続けてます(笑)」と男性客。
町の市場で販売される商品の60%がイワシだそうです。生のイワシだけでなく缶詰も製造・販売されています。
町の経済の屋台骨を支えているのがこのイワシというわけです。
この日は港でイワシの食べ放題パーティも開催されていました。美味しそうに焼けてます。サンドイッチにする人もいました。
白ワインかロゼをいただきながら食べたらさぞかし美味しいことでしょう。
イワシ漁は5月から10月まで行われるそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ぐっすり眠っていたところ、突然、同居人が手をハサミのように動かしながら私の上に飛び乗り、『お前をピッツァのように切り刻んでやる!』と言ったかと思ったらすぐに寝てしまった。私の方はと言えば、それっきり眠れなくなってしまった・・・」
VDM(Vie de Merde)より
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