週末はモントルーで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はスイス側レマン湖のほとりにある町モントルー(Montreux)を旅します。
パリからは列車で4時間20分ほど。風光明媚、そして見所もたくさんあるようです。
さあ、旅の始まりです!
下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年5月5日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
湖畔に並ぶ近代的な建物群、丘の上の広大なブドウ畑、遠くには雪をかぶったアルプスの山々。美しいですねえ〜。
モントルーには世界各地から観光客がやってきます。
まずはこのクラッシクな小型バスに乗って観光です。その名も皇妃エリザベートツアー。モントルーはあのオーストリア皇后に愛された安らぎの町だったそうです。そんなわけで車中に流れているのはウィンナワルツ。
さて、最初に訪ねたのはこの豪華なホテルFairmont Le Montreux Palace(青印)。中はベルエポックの世界。こちらは1906年に作られたボールルーム。
「昔はオーケストラの生演奏で特権階級の人たちがガラスの天井とシャンデリアの下でダンスを楽しんだそうです」とホテルの方。
またホテルのこのピアノは偉大なミュージシャンとショーのひと時をともに過ごしたこともあるとか。
モントルーは音楽とは深いつながりのある町です。こちらはアネッサ・フランクリン、さらにレイ・チャールズ、そしてエラ・フィッツジェラルド(赤印)。毎年7月にはここでジャズ・フェスティバルが開催されます。
次はホテルの中にあるカフェJazz Caféでコーヒータイム。
「コーヒーと、エラ・フィッツジェラルドのチーズケーキをお願いします」と旅人。
へえ、そんなチーズケーキがあるんですね。美味しそう。
甘いお菓子とホットコーヒーでエネルギーを補給したところで、少し南へ移動してスイス随一の名城と言われるシヨン城を訪ねてみましょう(緑印)。中世の趣を残す素朴でこじんまりとしたお城。
「今で言えば5つ星のホテルのようなところです。気持ちよく宿泊することのできる環境が整っていました」とガイドさん。
「これはお風呂だそうです」と旅人。
地下のアーチ型の天井が見事です。
さて、そろそろお昼の時間。今度は北に向かって移動。こちらのレストランA La Valsainteでいただきます。お昼の定食はヨーロピアンパーチのフィレのムニエル。これで22ユーロ。スイスはやっぱり高い。レマン湖のリゾート地となると致し方なし。
さて、そろそろ今晩の宿へと向かいます。ホテルLa Cou Couは山の上にあります(黄緑印)。お部屋のベランダからはレマン湖が一望できます。
翌朝はそのレマン湖でレジャーを楽しみましょう。水温は10℃ですが、朝靄に包まれた湖は静か。これならぽちゃんなんてことにはならなさそう。
次はちょっと変わった場所へ行ってみましょう。そこはこのブロンズ像のこの方にまつわる場所(こげ茶印)。あのフレディ・マーキュリーです。
カジノの一角にある記念館Queen Studio Experience(黄印)がその場所。かつてクイーンがアルバムの録音のために使っていたスタジオです。7枚のアルバムがここで録音されました。現在はクイーンが使っていた楽器や記念の品々が展示されています。そして当時使われていたミキサーに触ってみることもできます。入場は無料。
次に訪ねたのがチャーリー・チャップリンの記念館Chaplin’s World(水色印)。ここはチャップリンが8人の子どもたちとともに晩年を過ごした場所です。記念館を運営しているのがチャップリンの息子さんです。
「ここでは皆さんが私たちのことをそっとしておいてくれました。平気で町まで歩いて新聞を買いに行ってたりしてたんですよ」と息子さん。
ここにはスタジオもあります。チャップリンの奥様も映画人。二人で映画を製作しては楽しんでいたとか。観光客も楽しめそうな仕掛けがしてあります。
最後は、バーでお酒でも飲みながらジャズを楽しむことにしましょう。
さて今回の旅の費用は、皇妃エリザベートツアーが37ユーロ、ジャズカフェが17ユーロ、シヨン城が10ユーロ、食事代が22ユーロ、宿泊費が84ユーロ、スタンダップパドルが58ユーロ、チャップリン博物館が21ユーロで、締めて249ユーロ(約32,000円)でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ビッグバンドで演奏していたら隣の奴が大きなオナラをした。観客には聞こえなかったから良かったものの、僕は笑いをこらえきれずにサックスを演奏しながら吹いてしまった」
VDM(Vie de Merde)より
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