30ユーロで晩ご飯25 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯チャレンジシリーズ。
今回はちょっと季節を逆戻りしてしまいますが、去年、F1レーサーのロマン・グロジャンが挑戦してくれた時の料理を紹介します。
さあ、フルメニューの晩ご飯(前菜+メイン+デザート)4人分を30ユーロ以内で作ってもらいましょう!
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年11月18日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ロマンさんはフランスを代表するカーレーサーですが、生まれて育ったのはスイス。
そんなわけで今回はスイスにやってきました。ここはヴォー州にある町モルジュ。
30ユーロ相当のスイスフランを渡して材料を揃えていただきましょう。
今回のメイン料理はヴォー州の郷土料理パペ・ヴォドワ。ソーセージとネギとジャガイモを使った料理です。
「山岳部に住んでいる叔父と叔母がよく作ってくれた料理なんです」とロマンさん。
まずやってきたのは加工肉のお店。大きなソーセージを2本購入。ヴォー州特産のソーセージで、お肉の他に茹でたキャベツが詰まってます。これが12.25ユーロで残りは17.75ユーロ。
次は八百屋さんでジャガイモ、玉ねぎ、ネギを購入。5.21ユーロを支払って残りは12.54ユーロ。
「この近郊で栽培された野菜ですよ」とお店の方。
「農薬を使わず本来あるべき栽培法で育てられています」と町の人。
次に、かぼちゃ、レモン、玉子を買って7.29ユーロを払いました。残りは5.25ユーロ。
この残りでパンとグリュエール地方で作られた生クリームを買いました。残りはゼロ。上手に使いきりました。
「カードライバーはスリムで軽いほうがいいんですが、体を使うスポーツですからいい食事を取らないといけません。車もいいもの使いわないと走ってくれないのと同じです」とロマンさん。
さあ、材料が揃ったので調理開始!
まずにんにくをみじん切りに、玉ねぎを輪切りにして油で炒め、1〜2センチ幅に刻んだネギを加えさらに炒めます。ここに白ワインを加えて蓋をしとろ火で10分間煮ます。
この間にジャガイモの皮をむき一口大にスライスしたら鍋で茹でます。そしてソーセージも茹でます。
「爆発して中身がこぼれ出てしまわないように楊枝を刺しておきます」とロランさん。
茹で時間は45分ほど。
茹で上がったら、まずはジャガイモをフォークでつぶし、炒めたネギの上にのせ、塩・コショウしてそのまま2分ほど火を通します。ここにソーセージをのせ蓋をし冷めないようにしておきます。これでメイン料理のパペ・ヴォドワは完成です。
前菜はかぼちゃのヴルテでした。かぼちゃを茹でてミキサーにかけ盛り付けたら出来上がり。簡単ですね。あの白いのは生クリームでしょうかね?
パペ・ヴォドワは食べる直前にソーセージを2〜3センチ幅に切るのがいいそうです。
ロマンさんのお隣の方は奥様のようです。その隣にはベビーテーブルが・・・。どうやらお子さんが3人いらっしゃるようです。まだ小さいんでしょうね。
それはさて置き、最後に欠かせないのがデザート。今回はレモンのスフレ。
玉子の白身に塩をひとつまみ入れてを泡立てたら砂糖、レモン汁を加え混ぜます。黄身の方には砂糖、おろしたレモンの皮を加え泡立てます。この二つを混ぜ合わせ耐熱容器に入れたらオーブンで10分ほど焼きます。焼きたてのほかほかを食べるのがいいそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、16歳の息子に庭の芝刈りを頼んだら、菜園まで刈り込んでしまった。今年はネギの収穫は絶望的」
VDM(Vie de Merde)より
コメント 0