最も美しい村2 [ブルゴーニュ地方]
シリーズの二回目は、ブルゴーニュ地方の村ノワイエール(Noyers)を訪ねます。
ノワイエール=シュル=スランとも呼ばれるそうですが、正式にはノワイエール。
中世の面影を残す城壁のある村の人口は600人ほど、1k㎡に17人しか住んでいません。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年5月15日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
自動車が走ってなかったら、中世のまま時間が止まったように見えるノワイエール村。
8世紀前には商人や裕福な市民が通りを闊歩していたようです。
現在、通りを賑わしているのは世界各地からやってくる観光客。ガイド付きツアーも行われているようです。
村は15世紀から19世紀にかけて発展を遂げました。その証拠が通りに並ぶ建物。
数え切れないほどの年月を過ごしてきたコロンバージュ様式の家々は頑丈そうに見えます。
「この村に来た瞬間に恋に落ちたんです。現実の世界から別世界に来たような気分でした」とガイドさん。
緑と城壁に囲まれた小さな集落は居心地が良さそうに見えます。
こちらは革細工のアトリエ兼お店。職人さんはベルギーから来た方だそうです。
「この村は工芸職人が集まっていることでも知られています」とお店の方。
「こんな美しいところに職人さんがたくさんいらっしゃるというのはいいですね」と観光客。
おお、美しい!絵葉書のようなこの風景。村のそばを流れるのはスラン川。
「この道は “お濠の道” と呼ばれています。この辺りは城壁が続いていて、塔も幾つか残っています」と元先生のクロディーヌさん。
クロディーヌさんはこの村で生まれました。その当時の風景は今もそのまま変わらず残っているそうです。
「1913年、祖父がこの村に電気を通したんです。その時、初めて外灯に明かりが灯りました。当時の祖父はパイオニア的存在でした」
13世紀頃に城の周りに集落ができたのがノワイエールの起源でした。
「城壁の塔は27基、橋は5本、敷地面積は8へクタールもありました。かなり大きな城だったんです」と、古い建物を守る会の会長さん。
しかし、城はフランス国王アンリ4世によって破壊され、ノワイエールの繁栄も終わりを告げます。
現在、残された石を使って昔の城を復元しようという活動が始まっているそうです。
お城が復元されたらますます中世の趣が濃くなりますね。
このフランスで最も美し村には毎年4万人が訪れるそうです。
続く・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、私はシャトーホテルで受け付け係をしている。ホテルは現在閉館中で、お客はおらず、いるのは私だけ。なのに先ほど35号室から呼び出しがあった・・・」
VDM(Vie de Merde)より
carotteさん、おひさですー
またぼちぼち覗きに来させて戴きます。
ボーヌとデジョンは行ったことあるんですが、
そう離れていない場所に、こんな町があるんですね~
話は逸れますが、次のニュースの羊、一瞬死んでるのかと!
ちょっとびっくりしちゃいました。(汗)
by nicolas (2018-05-23 16:38)
nicolasさん
お久しぶりです。
ブルゴーニュ地方は私もあちこち行きましたが、ここはノーマークでした。なかなか素敵なところですねえ~。
羊の毛、ちょうど今頃刈るようですよ。電気バリカンじゃなくはさみで切ってましたね。毛のない羊はちょっと不気味。
by carotte (2018-05-25 13:27)