30ユーロで晩ご飯26 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯チャレンジシリーズ。
30ユーロでフルメニュー(前菜+メイン+デザート)の晩ご飯を作るという企画番組も26回目となりました。
今回はミシュランの星付きレストランのシェフがチャレンジしてくれます。
さて、どんな料理になるのでしょう?

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年5月26日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがそのシェフのオーベルジュLe Vert Mont。そしてそのシェフがこの方、フロランさんです。
あら、ちょっと変わったヘアスタイル。それに腕にはフォークの刺青。
それはともかくとして、早速、30ユーロを渡して材料を揃えてもらいましょう。
車で向かった先はイチゴ農家。直接生産者から買うようです。1パックで3.50ユーロ、残りは26.50ユーロ。
それにしてもイチゴってあんな高い位置で栽培するもんなんですね。収穫の時に腰をかがめなくいいから楽かもしれません。
次に向かったのはお肉屋さん。買うのは豚肉。メイン料理はローストポークのようです。
「とろけるような感じがいいので脂肪分が多い部位を買います」とシェフ。
800gで10.83ユーロ、残りは15.67ユーロ。
次は野菜を手に入れましょう。ここはご本人が運営している菜園です。当然ながらオーガニック栽培。
葉物野菜(名称不明)とカブ、エシャロットにシロニンジン等々を手に入れました。タダかと思ったら9.60ユーロという値段が付いていました。残りは、6.07ユーロ。
そして野生のニワトコの花も使うことに。もちろんタダ。さらに鶏小屋から玉子を4個。これもタダ。
どうやら買い物はこれでおしまいのようです。6.07ユーロがそのまま残りました。シリーズ史上、一番の安上がり晩ご飯。
それではお店の厨房で調理開始!
まずは前菜。
玉子をポーチドエッグにします。カブの葉っぱは洗って水気を切りフライパンで炒めます。カブはスライスしてさっと湯がきます。炒めたカブの葉っぱ、湯がいたカブの順に盛り付けたらバターソースをかけ、最後にニワトコの花を散らしたら出来上がり。
次はメイン料理。
フライパンで豚肉を焼きます。野菜(エシャロット、シロニンジン、育ち過ぎたサニーレタスのような葉物等々)は深めのフライパンで、全部一緒にバター炒めにします。お皿に盛り付けたら、エシャロットの葉とひまわり油で作ったソースをかけます。
「かなり濃厚なソースなのでこれくらいにしておきましょう」とシェフ。
最後はデザート。
鍋にスプーン一杯のハチミツを流し入れイチゴを煮ます。お皿に盛り付け、ホイップクリームとメレンゲを添えたら出来上がり。
星付きレストランのシェフが作るお料理は素材を活かしたシンプルな料理でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ちょっとした気まぐれで、わが家のニャンコにオーガニックフード(お値段お高め)を買って食べさせた。それ以来、他の餌は食べなくなってしまった」
VDM(Vie de Merde)より
このシリーズ、オモシロイですねー
西洋ニワトコの花、エルダーフラワーですが、お酒に漬けるのかと思ったら、
ナヴェの料理に散らしちゃうって、すごい発想です。
by nicolas (2018-05-28 16:31)
nicolasさん
どうも今のフランス料理会は地消地産の他にオーガニックというのが主流になりつつあるような気がします。西洋ニワトコの花を散らすと言う発想は、日本料理の影響のような気がしてならないです。
by carotte (2018-06-03 16:53)