制服あり?なし? [トピックニュース]
欧州は29〜30日にかけて大規模な嵐に見舞われたようです。
興味のある方は→こちら。ピカピカしているところが嵐。
月曜日の夜には、エッフェル塔のてっぺんに何度も落雷があったようです。大きな被害にならないことを祈るばかりです。
さて、パリ郊外にある人口12,000人足らずの町プロヴァン(Provins)では、小学校に制服を導入するべきかどうかの投票が行われているそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2018年5月29日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
現在のプロヴァンの小学生たち。各々好きな格好で通学しています。
そんな中、町長さんが、9月からこんな制服にするのはどうか?と提案しました。
紺が基調のこの制服、ちょっと英国風。
これを受けて今週の月曜日から、制服に賛成か反対か保護者の投票が行われているそうです。
「うちには双子がいるんですが、毎朝、今日は何を着せようかと頭を悩ませています。制服があれば悩みは解決です!」とお父さん。
「子どもは一人一人個性があるんじゃないですかね。これじゃあ60年代に逆戻りですよ」とお母さん。
保護者の意見は分かれているようです。
さらに投票用紙では、制服のデザインについても保護者の意見を聞く項目もあります。
例えば、ポロシャツの色は何色がいいか、またフランス共和国のスローガン「自由・平等・博愛」を制服に書いた方がいいか等々。
こちらが提案者であるプロヴァンの町長さん。
「制服は学ぶ場所としての学校の雰囲気を改善してくれます。さらに共和国の一員としての自覚が芽生え、それを誇りに思えるようになるはずです」
この町長さん、そいういう思想をお持ちの方・・・。
単純に日本とフランスを一緒くたにすることはできませんが、日本の右翼の政治家にこんな感じの人がいますよねえ〜。
それはさて置き、制服は子供一人あたり145ユーロ(約18,000円)、二人目の子供の場合はその半額、もちろん保護者の負担となります。
銀座のどこぞの小学校の制服よりはだいぶ安いようですが、学校は無料という基本原則を翻すものだとして反対する人や団体もいるようです。
投票の結果は今週末に判明。もし結果がイエスなら、その他の市町村にも波及する可能性ありとか。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、警察署まで父を迎えに行ってきた。とは言っても父が逮捕されたわけじゃない。酔っ払って、仮装パーティー用に制服を貸してくれと警察に頼みに行ったらしい」
VDM(Vie de Merde)より
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