ビストロ世界遺産登録? [パリ]
梅雨入り直後に “梅雨の晴れ間” になっちゃいました。
デパートの売り場にはレインコートが並んでますが、この暑さでは、雨が降っていたとしても着る気にはなれそうにもありません。
さて、フランスの飲食店ビストロがユネスコの世界遺産に登録されるかもしれません。
ファーストフード店に変わったり、営業をやめてしまった店もありますが、首都圏にはまだ1000軒ほどのビストロが残っています。
下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年6月7日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ビストロのシンボルような食べ物がこれ、ゆで玉子マヨネーズ。
お値段は1ユーロ。美味しいワインも一緒にいかが?
ビストロでは、フランスの伝統的な料理が出てきます。だいたい15ユーロほどで食べることができます。
そして大抵、朝早くから夜遅くまで営業していて、バーで食事もできます。
気取らない雰囲気の中で気楽に食事ができるというのもビストロらしいところです。
「隣に知らない人がいても話しかけたりして、楽しく食事ができます」と男性。
「この気さくな雰囲気、物音、シンプルな料理、それがビストロです」と別の男性。
ビストロで食事をする観光客も年々増加。
「初めてフランスに来ました。これが最初の食事ですよ」とアジア系の男性。
ビストロには150年の歴史があり、パリの街に深く根付いています。
しかし、この20年の間にその数は半分に減少してしまいました。
そこで危機感を覚えた人たちが、ユネスコの世界遺産への登録を考え始めました。
こちらのお店にはワインボトルのシャンデリアが!ひょっとして瓶洗浄機を天井に吊るしただけ?
「これは商売のためにやるんじゃないです。人間のためにやるんです。お店をやっていくのは簡単ではありません。でも、この宝を絶やしてはいけないんです。次世代に伝えていく必要があるんです」と協会の会長さんでこの運動の中心人物。
クリスティアンさんはそのビストロを経営しています。
「店を作っているのはお客さんたちなんです。人々が分け隔てなくお喋りできる最後の場所がビストロなんですよ」
登録されるか否かがわかるのは2020年になってからです。
<お知らせ>
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、家族で食事をしていると、突然、母が『顔面パンチ!』と言いながら、小さなスプーンでマヨネーズを父の顔にかけた。母は今年43歳になる」
VDM(Vie de Merde)より
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