30ユーロで晩ご飯28 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
いつものように30ユーロポッキリで4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回は今週から始まるサッカーW杯ロシア大会にちなんで、エストニア出身の女優さんがロシア料理を作ってくれます。
ちなみに、エストニアは戦後からソ連崩壊までソ連に併合されていました。

下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年6月9日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらが女優のマーシャさんです。リポーターさんとは旧知の仲?
それはともかくとして、早速30ユーロをお渡して材料を揃えてもらいましょう。
メニューは既に決まっています。前菜が夏のスープ、メインがピーマンの詰め物料理、デザートがブリンツのイチゴと生クリーム添え。
まずは八百屋さんでラディッシュ、シブレット、ジャガイモ、キュウリ(でかい!)、そしてイチゴを買いました。全部で7.60ユーロ、残りは22.40ユーロ。
さらに別の八百屋さんで、ピーマン、ビート、レモン、ディル1束も購入。これが7.20ユーロで残りは15.20ユーロ。
次は肉屋さんでピーマンに詰める牛ひき肉を2ユーロで購入。残りは13.20ユーロ。
乳製品のお店で生クリームと玉子3つを買って3.20ユーロ、残りは10ユーロ。市場での買い物はこれで終了。
次に向かったのはロシア料理専門の食品店。ここで手に入れたのがセルヴェラというソーセージ。これが6.80ユーロで、残りは3.20ユーロ。
どうやら予算内でセーフのようです。さあ、マーシャさんのご自宅で調理開始!
まずは前菜のオクローシュカと呼ばれる冷たい夏のスープ。
ジャガイモは皮のまま茹でます。玉子は3個ともゆで卵にします。キュウリ、ラディッシュ、ジャガイモ、ゆで卵、ソーセージをさいの目切りにしたらまとめてサラダボールに入れ冷蔵庫で冷やしておきます。
その間に、ソースを作ります。ビーツをおろして、ヨーグルトと刻んだディールと一緒に混ぜたら塩・コショウで味付けします。これで前菜の出来上がり。
次はメイン料理。ピーマンは種を取り出し、肉と炊いたお米と玉ねぎを混ぜて塩・コショウしたものを詰めます。油を引いた鍋にブイヨンと濃縮トマトを入れ(水を少々加えても良い)、詰め物をしたピーマンを置いたら蓋をしてトロ火に40分ほどかけておきます。時々ひっくり返すのを忘れないように!
デザートは後にして、早速、いただきましょう。
冷やしておいた野菜ミックスをボールに取ってソースをかけたらオクローシュカの出来上がり。
そしてメインの詰め物料理はこんな感じ。美味しそう。日本では大きいピーマンはパプリカと呼んでますね。わが家でも作って食べたい!
さて、デザートは、ブリンツにイチゴのソースをかけて生クリームを添えたもの。
ブリンツは小麦粉、玉子、牛乳、ベーキングパウダー、ヨーグルトを混ぜた生地を焼いたものです。スーパーでできたものを売っているとか。イチゴはブレンダーでソース状にします。
今回もバランスのいい晩ご飯になりました。
<お知らせ>
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、パパが私の知らないロシア人と結婚したのを知った。その人とは一ヶ月前にインターネットで知り合ったらしい・・・」
VDM(Vie de Merde)より
マーシャさん、ロシアぽいお名前って思ったら、
ロシアぽいメニューなんですね。
しかし、マルシェは楽しそう!野菜も新鮮そのものですね~
ブリンツって?って思ったら、ブリニスですね、これ!
私もモノプリで買ったんですが、もうちょっと小さいサイズでした。
大きいのもあるんですね。
でも、デザートにしちゃうとは意外。
私は杓子定規な、オードブルとして載せて食べるだけでした。
by nicolas (2018-06-11 17:16)
nicolasさん
フランスの市場は生鮮食料品がごろっと並べてあって楽しいですよね。ブリンツはフランスではblini(ブリニ)と言っているみたいです。ユダヤにも似たようなのがありますよね。なんて言ったか名前を忘れしまいましたが、どちらかというとパンに近い。
by carotte (2018-06-17 22:58)