夜のパリ2 [パリ]
これから一週間先の天気予報を見るとわりに晴れる時間が多いようで、梅雨なのに大丈夫か?と少々心配になってきます。
東京の水がめは、利根川の貯水量が例年より15%くらい少なくなっておりました。荒川の方は10%多め。今のところ水不足を心配するほどのことはなさそうです。
さて、シリーズの二回目は、ちょっと暮らしにくい夜のパリを訪ねてみましょう。

下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年5月30日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
週末の休みを控えた金曜日の夜、仕事や勉強で忙しかった人たちが、気晴らしに飲食店に集まってきます。
ここはパリ13区にあるビュット・オ・カイユ(Butte-aux-Cailles)と呼ばれる界隈です。
通りにはレストランやバーが立ち並んでいます。
お客様がたにとっては楽しいひと時ですが、この界隈で暮らす人たちにとっては悪夢のような夜です。
こちらの方々は飲食街から10メートルほどのところに暮らしています。
「窓を閉め切ってるからなんとかなってますが、窓を開けたらこうなります」と男性。
「いつもこんなですよ。2時か3時くらいになってやっと静かになります」と女性。
近隣の皆さんは、あとでゴタゴタに巻き込まれる恐れがあるので、顔は出さないという約束で取材に応じてくれたそうです。
「翌日、朝から仕事なんて人だったらとても我慢できないと思いますよ」と女性。
「私は1992年から2002年間でこの界隈で暮らしていましたが、ストレスで薬が必要になってしまいました。なにしろ4時間しか眠れませんでしたから仕事を続けるのが難しくなってしまったんです」
この方、今は引っ越して別の場所に住んでいるそうです。
さて、ただいまの時間は午前1時半。お天気が良かったせいでテラスには人が溢れていました。
歌いだす人も・・・。ちょっとこれは堪りませんね。
でも、一週間のうち六日はこの有様だそうです。
「夜、よく眠れなかったので一日中イライラしてました。アパートを借りて17年間住んでいましたが、結局、郊外に引っ越しました」と女性。
私は13区の隣の14区に住んでいたことがありますが、幸い近くにお店がなかったおかげで、夜は静かでした。
ただ、たまに人が通って大きい声を上げると通りの隅から隅まで響いて、すごい音響効果!と感心していたのですが、あれが集団になってしまったら相当きついでしょうねえ〜。しかも夜に。
でも、賑やかな場所だとわかって住んでるんだから仕方がない、いやなら引っ越せばいいという人もいます。
数あるお店の中で唯一取材に応じてくれたのがここです。
「この天井は音を吸収してくれるようになっていて、住んでる人に迷惑がかからないようにしています」とオーナー。
午前2時を回るとそろそろ店じまいの時間のようですが、まだまだこれだけの人が夜を楽しんでいます。
続く・・・。
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******* フランス人のつぶやき *******
「今日、親友が真夜中に訪ねてきてお金を貸してくれと言う。仕方がないから1階まで降りて玄関を開けると親友が言った。『どうしてそんな不機嫌そうな顔なの???』
」
![[ふらふら]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/144.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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