ビバンダム [フランスのお宝]
暑いですねえ〜。東北は大雨のようですが、関東は猛暑。正直、身体がついていきません。
気象庁も考え方を改めたようで、そろそろ梅雨明け宣言をしそうな状況になってきました。
しかし、こうなると勝手なもので、もう一雨くらい来てから梅雨明けになってもらいたいような気になってきます。
それはさておき、先日の節約晩ご飯ではミシュラン星付きレストランのシェフが見事な料理を披露してくれましたが、そのミシュラン、そもそもはタイヤメーカーなのですよね。
そしてそのマスコットキャラクターがビバンダム(Bibendum)。
2000年にはフィナンシャルタイムズによってベストロゴに選ばれたこともありました。
ミシュランといえばこのビバンダムですが、なんと今年で120歳になるそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年6月26日に放送)(映像が出てこない場合は→こちら)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ふっくらとした愛嬌のある顔立ちのビバンダム君。
生まれるきっかけになったのが1894年にリヨンで開催された博覧会の時のことでした。
「博覧会のスタンドで、サイズの異なるタイヤが積み重なっているのを見た創業者のエデュアール・ミシュランが、兄弟のアンドレに『あれに腕をくっつけたら人間みたいだね』と言ったのが始まりでした。それが実現したのがこのポスターです。1898年のことです」
ビバンダムとは、どうやらラテン語からきているらしい。
“ミシュランのタイヤは障害物を飲み込みます!” というキャッチコピーをラテン語にすると、NUNC est bibendumとなり、タイヤ男が “bibemdum(ビバンダム)” と呼ばれるようになったそうです。
ここは、ミシュランの本社があるクレルモン=フェランにできた博物館L’aventure Michelin。
120年を祝って、アニメーションなど様々な展示物を通してその歴史を振り返ることができます。
こうしてみるとビバンダム君の姿も今と昔ではだいぶ違っていますね。
「120年の間に少しずつ変わっていったんです。最初は背が低くて丸い感じだったのが、時の流れとともに背が伸びました。お腹回りが少しすっきりして背丈が伸びたわけです」と博物館の方。
あれれ、ビバンダム君も結婚して奥さんがいたんですねえ。しかも、赤ちゃんまで生まれているような・・・。
博物館には様々なイラストやポスターが集められています。責任者の方の後ろには、何やらスーパーマンのビバンダムもいます。
この展示会、今年の12月31日まで開催されているそうです。
<お知らせ>
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、これまで隣人や友人や僕の彼女を疑ってきたけど、僕の自転車のタイヤがいつもペチャンコになっているのは、うちで飼っているネコのせいだとわかった。あいつが爪とぎをしていたのだ 」
VDM(Vie de Merde)より
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