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マクロン・カー [トピックニュース]

 東京は、めでたく梅雨明けとなりました。

 とは言っても気象庁は「梅雨が明けたとみられる」と言ってますから、あまり当てにできません。途中で雨の日が続くような気がしてなりません。

 それはともかくとして、東京の梅雨と同じで、フランス国鉄のストライキも6月28日で一応終了しました。

 しかし、何だか7月まで延長するというような話が・・・。正直、しつこいですね。

 でも、昨日のキャンプ場の話や観光課の方の話からすると、バカンスにはそれほど大きな影響はなさそうです。

 そんな中、このストライキの影響で突如大忙しになった会社がありました。

Ouibus.jpg

 F


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2018年6月28日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 それが、これ。長距離バスを運営しているバス会社です。

 フリックスビュス(Flixbus)、ウィビュス(Ouibus)、イジライン(Isilines)の四社は、追加の車両調達や人員補充を余儀なくされるほどの繁盛ぶり。

 もっとも需要が多かったのは高速列車TGVをカバーするルートです。

 5月には通勤客の利用が二倍に跳ね上がりました。ストライキが激しくなればなるほど通勤客は増えて、利用者の20%を占めるほどになりました。

 この車内、乗り心地も悪くないようです。

 この長距離バス、別名 “マクロン・カー” と呼ばれています。マクロンは当然ながら、あのフランス大統領のこと。

 そもそも大統領が国鉄の大改革に着手したのが発端となって始まった国鉄のストライキです。

 良し悪しは別にして、とにかく今回はこのマクロン・カーが大活躍。

 ストライキの期間中、ウィビュス社は44%の予約増を記録しました。しかし、このウィビュス社、実体は100%国鉄の子会社!

 ということは、鉄道を麻痺させている間、国鉄は道路で儲けてたというわけです。

 いやはや、どうなってるんでしょうねえ〜。

 ただ、儲かっているとは言っても、天文学的数字とも言われる国鉄の赤字の解消にはなりそうもありません。

 7月、8月はバカンスシーズンで、通勤客の数は減少しそうな気がしますが、長距離バスの利用者は、初めて1000万人に達するのではと期待されているそうです。


<お知らせ>

こちら肉球クラブ」さんのクラウドファンディング
無事に目標額を上回る額で終了しました!
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******* フランス人のつぶやき *******

今日、国鉄のストライキを調べたら、試験の日はどれもみなストライキの日。やったあ〜。受験しないで済むぞ![わーい(嬉しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より



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