エーゲ海の島々1 [ギリシャ]
今日から4回のシリーズでエーゲ海にあるギリシャ領キクラデス諸島の島々を紹介します。
夏のバカンスシーズンに相応しい企画!
第一回目の今日は、火山の大爆発によって生まれたサントリーニ島を訪ねます。
下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年7月2日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
この美しい眺め。観光の名所となる理由がよくわかります。岸辺に寄せる波の音も涼しげ・・・。
高さ300メートルの断崖絶壁の上に階段状に並ぶ白い家々。
どうやって上まで行くのかといえば、交通手段はこのロバたち。
「昔はロバの背に物資を乗せて運んでましたが、今は観光客を乗せています」とロバのオーナー。
ロバに乗るか、自分の足で登るしかないのかと思っていたら、もっと楽なのがありました。ゴンドラです。
でも、ロバの方が人気?
「そうですね、一日に上り下りは10回くらいが限度です」と先ほどのオーナー。
丈夫なロバでもやはり限界はあるようです。
サントリーニ島ではロバを飼っていれば不況知らず。島を訪れる観光客は年間で250万人にも登ります。
その中で最近目につくのが中国からのお客様。どうやらこの島で結婚式をあげるらしい。豪華ホテルをバックにお姫様抱っこで記念撮影。
そういえば、以前、あまりに観光客が多すぎて、身動きが取れなくなり、上陸制限をすることになった、というようなニュースがありました。
夏季シーズンには総面積76km2の小さな島に、毎日、7万人の観光客が押し寄せるそうです。
さて、島の特産品といえば、このワイン。この地方独特の味と風味があります。観光客にも大人気。
こちらがその原料となるブドウ。
島では3,500年も前からワイン造りが続けられてきました。
「私たちの先祖は砂漠にブドウの木を植えたんです。ブドウは身を守るために土の中に硬く根を張っています。海からの強風にも耐えられますし、厳しい太陽の日差しからも守られます」とブドウ園の方。
さて、ブドウ園からイアの町に戻ると、夕刻の時間が迫っていました。
大勢の観光客が一斉に向かった先が、ここ。素晴らしい夕日が見られるのでした。
「フランスでもにたような夕陽は見られますよ。でも、ここの夕陽は儀式なんですよ」と年配の女性。
エーゲ海に沈む夕陽。サントリーニ島に来たらこの夕陽を見ないで帰るわけにはいかないのかもしれません。
続く・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、面接試験の最中に、受験者の一人が聞いてきた。『あのう・・・僕の仕事机の日当たりはいい方でしょうか?』」
VDM(Vie de Merde)より
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