エーゲ海の島々3 [ギリシャ]
サッカーW杯、フランスが決勝に進みました。今回もあのヤギのペドロの予想は的中。その様子に興味のある方は→こちら。
決勝の相手はイングランドかクロアチアか・・・。
とかなんとか言いながら、この私、試合はまるっきり見てないのでして・・・。
日本が出場していたからこそ見ていたという、サッカーファンからすればけしからんタイプのにわかサッカーファン。
しかし、決勝はちゃんと見てみようかと思ってます。問題はその時間。真夜中だったら翌日の再放送になりそうです。
それはさておき、シリーズの三回目は、キクラデス諸島で一番大きな島、ナクソス島を訪ねます。

下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年7月5日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
面積は428㎡。イオス島の4倍、サントリーニ島の6倍ほど。町の作りも都会風。
とは言っても、ナクソス島は神話の島として知られています。幼いゼウスはこの島で育ったと言われています。
その証拠に、その名がこの島の山の名前に付けられています。
キクラデス諸島で一番高いそのゼウス島では羊飼いが羊を放牧させています。
「わしは74才になるが、孫が後を継いでくれることになっとる。そして、祖父さんがわしに羊の飼い方を教えてくれたんじゃ」とメニオスさん。
この羊の乳から作られたArsenikoは島伝統のチーズです。メニオスさんがチーズの熟成室に案内してくれました。
「湿らないように毎日こうしてひっくり返すんじゃよ。少なくとも2ヶ月は熟成させなくてはならん。これは3ヶ月になるからもう食べ頃だ」
ナクソス島は自然に恵まれた島でもあります。まだ自然のままの美しいビーチが残っています。
この海岸から奥まった丘の上にあるのがフィロティ村。
「村ではできる限り伝統を守ることにしているんです。特にここの楽器ツァンプナ(tsampouna)で演奏する伝統音楽を大切にしています」と文化協会の会長ステファノさん。手にはあのコンボロイ。
どこからか独特の音楽が聞こえてきました。音の聞こえる方へと向かっていくと・・・鳴らしているのはこの方でした。これがツァンプナという楽器です。
「ギリシャ人は支配され続けてきた民族なんですが、音楽でその鬱屈した気分を解消していたんです」とニコラオスさん。
ニコラオスさんは楽器を演奏するだけでなく自分で作ってもいます。これは山羊の皮で作ったもの。
この日はゼウス山でお祭りが開かれていました。伝統の楽器演奏と伝統の踊りが披露されています。
こちらの女の子は14才、男の子は17才。若者二人も伝統を保存する活動に一役買っています。
そして、一人一人に固めた羊乳が配られます。どうやらこの日は羊乳祭りだったようです。
美味しいものをいただいた後もやっぱりダンス。ギリシャ人といえばダンスですもんね。皆さん、楽しそう。
続く・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、30秒でズンバの踊り方をマスターした。というのも、仲間の一人が私の背中を大きなクモが這っていると言ったからだ」
VDM(Vie de Merde)より
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