エーゲ海の島々4 [ギリシャ]
サッカーW杯の決勝戦は、日本時間15日の夜中スタート。
いくら翌日休みとは言え、ライブはちょっと厳しいので、翌日、結果の判った試合を再放送で見ることになりそうです。
さて、シリーズの最後は、前回のナクソス島のすぐ北にあるミコノス島を訪ねます。

下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年7月6日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
夏の日がエーゲ海に傾き始めると、ミコノス島がざわつき始めます。
カフェのテラスはお客さんでいっぱい。レストランも観光客で賑わっています。ミコノス島も有数の観光地。
「世界中から人が集まってきます」と女性。
観光地ならではの夜景。せっかくのバカンス、夜も楽しみたい!となります。
翌朝、景色は一変します。島ではまだ20人ほどが漁業で生計を立てています。
早朝に漁に出た船が戻ると、港の魚屋さんの店先に新鮮な魚が並びます。
ミコノス島を観光するなら教会巡りがオススメです。
80キロ㎡あまりの島にはなんと400もの教会があるそうです。どれも16世紀〜17世紀に作られたもの。
現在は個人の所有になっていますが、どれも手入れが行き届いています。
こちらの方はギリシャ正教会の主教のペドロスさん。
「ミコノス島はテレビや雑誌で取り上げられている通りの島ではありません。宗教を大切する島なんです。島民の多くが教会に通い、伝統を重んじています」
そのペドロスさんが任されているのがこの聖母マリア教会です。
「この教会は漁師の家族によって建てられました。昔は漁師の数も多かったんです」とペドロスさん。
さて、日が高くなって観光客が活動を始めました。
ビーチで海水浴を楽しんだり、高級ブティックの並ぶ界隈を散歩したり・・・。
島の経済は豊かになりましたが、島民にとってこの現状は好ましくないようです。
「昔は島は島民のもんじゃった。今はそうじゃないねえ」と年配の男性。
「たくさんの人が島にやってきて、お金持ちになりました。そして不必要にお金が溢れてしまったんです」と年配の女性。
う〜む、考えさせられます。
ミコノス島は、キクラデス諸島のサントロペとも言えそうな場所です。
ビーチには飲食店や娯楽施設が立ち並びます。昼間っから飲めや歌えの大騒ぎ。
一方、静かに観光を楽しむ人たちもいます。
ミコノス島の名所がこの風車。ここで毎日腰掛けて過ごしているのこのおじさん。すごい太鼓腹。
「島にいるのが一番幸せだよ」
84歳で島を離れたことは一度もないそうです。
終わり。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、教会でポケットから携帯電話を取り出そうとしたら、小銭がパラパラと床に落ちた。するとあるご婦人が小銭を見て、次に私を見て、最後に小銭を拾い集めて自分のポケットの中にしまいこんだ」
VDM(Vie de Merde)より
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