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30ユーロで晩ご飯32 [お料理実践編]

 アルゼンチン生まれで、現在はブルターニュ地方のとある公園で暮しているヤギのペドロ。

 サッカーW杯決勝戦の行方を予想しました。その映像に興味のある方は→こちら。予想通りになりますやら・・・。

 さて、月曜日は恒例の節約晩ご飯チャレンジシリーズ。30ユーロで4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回は、なんと南米へと飛んでいました。フランス領ギアナの首都カイエンヌに住むクロチルドさんがチャレンジしてくれます。

  Cayenne.jpg


下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年7月14日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ただいまのギアナは雨季。でもこの日は傘は不要。クロチルドさんに30ユーロを渡して、材料を揃えていただきましょう。

 カイエンヌの市場にはこの地方ならではの食材が並んでします。

 サトウキビ、大きなグレープフルーツ、パパイヤ、そしてオクラ。ギアナではカルーと呼ばれています。そしてこの大きな根菜はタロイモ。

 「衣揚げにすると美味しいですよ。魚との相性もいいんです」とクロチルドさん。どうやらメインの料理は魚料理になるようです。このタロイモの他に、バナナ、サツマイモも合わせて購入。これが7.90ユーロで、残りは22.10ユーロ。

 次は、ライム、ハーブ、唐辛子を購入。これが4ユーロで残りは18.10ユーロ。

 そして別の八百屋さんでナスを購入。これが2.50ユーロで残りは15.60ユーロ。

 魚は別途手に入れるのでその分を取っておくとなると、デザート用の食材はあまり高いものは買えません。

 かといって何でもいいというわけでもありません。魚料理を食べた後に美味しくいただけるものは・・・ミニ・バナナ。他のバナナより甘いそうです。これが1.70ユーロ。残りは13.90ユーロ。

 市場を車で出発する頃には雨が降り出しました。到着したのはレストラン。

 クロチルドさんの息子さんのマックスさんが魚を調達してくれていました。

 「いつも贔屓にしている漁師さんから手に入れてきました」

 これが12ユーロなので最後に残ったのは1.90ユーロでセーフ。

 因みに魚の名前はAcoupa Rouge。

 いよいよ調理の開始!と、その前に、ギアナでは飲み物をいただくというのが習慣だそうです。お酒?それともジュース?冷たく冷えているみたいで美味しそう。

 まずはメイン料理の付け合わせを作ります。サツマイモ、タロイモの皮をむいて一口大に切ったら蒸し器で蒸します。バナナは皮のまま蒸すようです。

 その間に、前菜用のナスを輪切りにしてフライパンで茹でます。

 もう一つのフライパンではトマト、ニンニク、玉ねぎ、唐辛子を使ってソースを作り、ここに魚を入れます。魚は前もってライム、塩、ニンニク等々でマリネしておきます。メインはこれで出来上がり。

 先ほど茹でたナスは衣揚げにします。その衣は、ハーブ、唐辛子、玉子、小麦粉で作ります。

 最後のデザートは皮をむくだけ。そしてできたのがこれ。

 前菜はナスの衣揚げ、メインは魚のピーマンタド、デザートはミニ・バナナ。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、年配の男性宅にピッツァを配達した。ピッツァを渡した後に、『唐辛子オイルはいかがですか?』と聞くと、その男性が言った。『要らないよ。わしは痔を患っとるからな』

VDM(Vie de Merde)より



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