パン・バーニャ [コート・ダジュール地方]
ツール・ド・フランスの16ステージは、農家の抗議活動で一時中断を余儀なくされたようです。
コース上に干草のブロックをばら撒き、さらには催涙ガスまで使うという少々過激な抗議活動だったようです。その映像に興味のある方は→こちら。
催涙ガスの中を走り抜けた選手たちはたまらずペダルを漕ぐのをやめるしかなかったようです。
幸い、その後レースは再開されて無事に完走となりました。
さて、先日はビーチで甘いお菓子や飲み物を売って歩く移動販売の様子を紹介しましたが、今日もその夏のビーチの様子をご覧ください。
今回はコート・ダジュール地方アンティーブのビーチを訪ねました。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年7月24日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ただいまランチタイムの真っ最中。家族揃って砂の上でお弁当をいただきます。
「今朝、食べるものを用意してアイスボックスに入れて持ってきました」とお母さん。
そのアイスボックスの中からはスイカが登場。海水浴にはぴったりの果物ですね。日本じゃあスイカ割りなんて遊びがあるくらいです。
そしてこちらの方がたはスーパーでお弁当を買ってきて食べています。
「新鮮な野菜がたっぷりだから太らないですみます」と女性。
しかし、ここコート・ダジュールにはパン・バーニャと呼ばれる昼食にぴったりのサンドイッチがあるのでした。
こちらのお店では50年も前からパン・バーニャを作り続けてきました。
トマト、ツナ、カブ、セロリ、茹で玉子をのせ、最後にニースのオリーブ油で作ったビネグレットソースをかけたら出来上がり。お好みでアンチョビをのせることもあるそうです。
「コート・ダジュール地方の伝統を大切にしたいと思ってるんです。パン・バーニャと言えばニースですからね」とお店の女性。
それにしても大きなサンドイッチですね。具も楽しみですが、それを包むパンがまた美味しそう。
こちらのご家族は毎年ここに来るたびに必ずこのパン・バーニュアを食べるそうです。
「これを食べるとスッキリするんだよ。それに美味しいしね」と男性。
「暑いビーチでこの冷たいパン・バーニャを食べると美味しくていい感じなんですよ」と別の男性。
お腹いっぱいになったら太陽に照らされて熱くなった体を冷やすために地中海に飛び込みます。水温は24℃。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、サンドイッチを食べていたら2ユーロ硬貨が入っているのに気がついた。喜んでいいのやら、悲しんでいいのやら・・・」
VDM(Vie de Merde)より
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