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マリーさんが1ユーロ [地方の小さなできごと]

 高気圧はもういらない!なんて言ってたら、強力な低気圧がやってきそうでがっくり(涙)。口は災いの元。

 天気図を見るとめちゃくちゃ複雑な配置になってます。予報が難しいというのもわかる気がします。今回もまた迷走するんでしょうか?

 さて、月曜日恒例の節約晩ご飯シリーズも放送がなかったのでお休みです。毎回楽しみにしていたので残念。来週に期待しましょう。

 本日はプロヴァンス地方の小さな村のお話です。

Paris_Marie.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2018年8月3日に生放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばk、mらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここはニースから山側の奥まったところにある村マリー(Marie)です。この辺りの他の村と同じように丘の上に階段状に家が並んでいます。

 女性の名前と同じ名前の村。こんな名前の村は世界中にここだけにしかないそうです。

 人口は100人余り。村人たちがお祈りに通う教会もあります。

 このサン=ポン教会、だいぶ高齢で修復が必要になってきました。

 しかし修復にはお金がかかります。費用の半分は県や地域圏が出してくれますが、残り半分は村が自力でなんとかしなくてはなりません。修復工事はすでに始まっています。

 そこで村長さんが秘策を思いつきます。それは、世界中のマリーさんに寄付を募ること。

 「両親にマリーという名前をつけてもらった女性たちが沢山いたとしたら、その一人が1ユーロずつを寄付してくれれば、残りの工事費をなんとか賄うことができるんじゃないかと思ったんです」と村長さん。

 工事費は全部で150,000ユーロほど。建物の修復だけでなく、この見事なマリア像も修復の対象になっています。

 「これは非常に珍しい彫刻です。一つのオリーブの木の塊から彫り出され色付けされたもので、重さは450キロあります」

 すごい彫刻ですね。仕上げるのに何年もかかったことでしょう。

 1ユーロ寄付作戦が始まったのは1ヶ月ほど前のこと。すでに世界中のマリーさんから寄付が寄せられています。

 「英国やドイツなどの隣国の他に、遠くはオーストラリアからもいただいています」と村長さん。

 これまでに集まった寄付の総額は17,000ユーロ。村人たちも喜んでいます。

 「教会には愛着がありますからね」

 「嵐で壊れた箇所もありますから、これで直すことができますね」

 「村長さんがとてもいいことを思いついてくれました。すごくいい考えだったと思います。寄付が集まるだけでなく村を世界に知ってもらうことができますからね」

 寄付の受付は今年末まで行われているそうです。寄付したい!という方は→こちら

 サイトを見ると今の時点で24,239ユーロが集まっています。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、ちょっと前から失業中。まだ小さい甥っ子が真面目な顔をして言った。『僕の部屋を掃除してくれたら毎月150ユーロ払うよ』二つ返事で引き受けた!

VDM(Vie de Merde)より



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