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パリのクリスマス市 [パリ]

 フランスではこの猛暑の影響で水の消費量が20〜30%増えたそうです。

 そして面白いことに、ベルギー人が国境を越えてフランスの水を買いに来るとか。その映像が→こちら

 すごい量の水を買っていきますね。それもそのはず、水の値段がベルギーよりフランスの方が2〜3倍安いらしい。

 というのも、ベルギーではペットボトル入りの水には “プラスティック税” なるものが課せられていますが、フランスにはそのような税はありません。その分安いわけです。

 消費する量が多くなれば節約もしたくなります。安い水を求めて5キロの道のりを車でやってくる人もいるそうです。

 さて、この暑い夏にはちょっと遠いお話かもしれませんが、本日はクリスマスのお話です。

 以前の記事で何度か登場したことのあるマルセル・カンピオンさん。移動遊園地業界の重鎮で、自らもコンコルド広場に大観覧車を設置して営業していました。

 そして、あのシャンゼリゼ通りのクリスマス市を仕切っていたのもこの方らしい。

 昨年はパリ市から立ち退きを宣告されてシャンゼリゼ通りからクリスマス市が姿を消してしまいました。

 しかし、これが面白い展開に・・・。

Paris_Paris.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2018年8月8日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 パリのクリスマス市問題は、パリ市長のアンヌ・イダルゴ、マルセル・カンピオン、フランス大統領エマニュエル・マクロンの三つ巴の様相を呈してきました。

 シャンゼリゼ通りから追い出されたマルセルさん、今年はルーヴル美術館のすぐそばにあるチュイルリー公園でクリスマス市を開催することができるようになったそうです。

 「それはいい考えだと思いますよ」と女性。

 「ルーヴル美術館の近くでそういうイベントが開催されるのはいいですね」と男性。

 思えば1年半前、パリ市長は大観覧車の設置を禁止、クリスマス市は売っているものの品質が悪いとして立ち退きを宣告しました。

 「私は60年もこのビジネスをやってきましたが、こんな扱いを受けたのは初めてです」と怒りを込めて語る当時のマルセルさん。

 そのマルセルさん、その後、夏に移動遊園地を設置しているチュイルリー公園で、冬にクリスマス市を開催したいと申し出たらしい。

 ここはパリ市の許可は必要ありませんでした。国が貸してくれることになったのです。

 ということは、チュイルリー公園は国の管轄ってことなんですかね?

 ま、とにかくマルセルさんは今年のクリスマス市をパリで無事に開催することができるようになったわけです。

 このいざこざの責任はすべてパリ市長にあり、とするLREM党の市議会議員(LREM党はマクロンの党)。

 さてはこれは大統領のパリ市長に対する復讐か?と憶測が飛んでいます。

 昨年、大統領に当選した日のセレモニーを本当はシャンドマルスでやりたかったマクロン。しかし、パリ市長が場所を提供してくれなかったために、あのガラスのピラミッドのある、狭苦しい場所でやることになったと言います。

 そこはまさに今年、マルセルさんがクリスマス市を開催する場所でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、電車に乗っていると3歳ほどの子供が泣きながら私のそばに座った。腕には注射の跡。私は言った。『大丈夫よ。そんなのサンタさんと同じで、この世にないの』母親が呆然とした顔で私を見ていた。ああ、やらかした・・・

VDM(Vie de Merde)より



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