アルザス・ワイン街道 [アルザス地方]
先日、箱根の温泉に行ってきたのですが、駅に到着した途端、外国人がいっぱいで驚きました。
人口の半分が外国人観光客?日帰り温泉施設にも団体で来てました。
先日のニュースで5年の間に230%も増えたと言ってましたが、確かにそれを身を以て体験したのでした。
さて、月曜日恒例の節約晩ご飯シリーズは今回もお休みです。夏の間は放送が変則的なので早く普通に戻って欲しい!
それはともかくとして、フランスではそろそろブドウの収穫とワインの仕込みが始まった地域があるそうです。
暑い夏のせいで例年より早くなっているとか。今年はどんなワインの年になるんでしょう?
そのワインにちなんで、今日はアルザス・ワイン街道を超高速の2分半で見学してみましょう。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年8月11日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
1953年5月30日、自動車レースがきっかけでこの街道が生まれました。
2台の車が全長約170キロの街道の北端と南端からそれぞれ同時に走り始め、その2台が出逢ったところで終了。そんなレースだったそうです。
北端の村がマルレンアイム(Marlenheim)、南端の村がタン(Thann)。ブドウ畑の広がるこの街道には、この二つを含めて全部で103の村があります。
この街道をゆくならエアコンの効いた自動車が快適ですが、ぶどう園のすぐ近くを自転車でのんびり走るのも楽しいかもしれません。
ここには年間200万人の観光客がやってくると言います。
「どのぶどう園にもブドウの実がたわわに実っていて素晴らしいわ」とオランダからの観光客。
アルザス・ワイン街道には全部で15,000ヘクタールのブドウ畑が広がっています。
「実際にブドウ園を見学してもらって私たちの仕事がどのようなものかを説明しています。これでアルザスワインを飲みたい思ってくださるとありがたいですね」とワイン農家の方。
このワイン農家は生産の約半分を海外に輸出しています。
アルザス・ワイン街道では伝統的なコロンバージュの家の立ち並ぶ小さな村を見学するのも楽しみの一つです。中世の小さな村に迷い込んだような気分になれます。
そして旅のハイライトは何と言ってもワイン蔵の見学と試飲。
「この蔵は1616年に作られたものです」と、アメリカ人のツアーグループを案内する蔵元の男性。
随分古い蔵ですね。アメリカ人の皆さん、興味津々のようです。
「短い時間でワインを理解してもらうために、要領よくまとめた最小限度の説明をしています」
このワインツアー、一人当たり80ユーロ(約10,000円)だそうです。
「前よりずっとアルザスワインのことが分かるようになったと思います」と女性。
今年も美味しいワインができるといいですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、交換留学でアメリカにやってきた。アメリカの高校に行くと、真面目な顔でこう聞かれた。『マイケル・ジャクソンって知ってるか?』『ホットドッグって知ってる?』」
VDM(Vie de Merde)より
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