30ユーロで晩ご飯33 [お料理実践編]
「西郷どん」を見ていると、出てくる人たちの歯が真っ白で、ドラマの展開より、歯が気になって仕方がない。
この人も真っ白、あの人も真っ白、なあんだみんな真っ白じゃん。ホワイトニングやってらっしゃるんですかねえ〜。
だいぶ前になりますが、通っていた歯医者さんに、ホワイトニングをやると歯が割れるからやっちゃダメですよと言われました。
それに、「歯医者仲間に儲かるからお前もやれって言われたけど、私は絶対やりません」ともおっしゃってました。
以来、黄ばんできた歯を見ながら白くしたいなとは思うものの、割れるのは困るから、そっちの方のものには手を出さないことにしています。
それはさておき、月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。30ユーロで4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作っていただきます。
今回の挑戦者はホテルThe Peninsula Parisのシェフ、クリストフ・ラウーさん。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年8月25日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
この日は秋を思わせるお天気になりましたが、お店には夏の野菜や果物が並んでいます。
ここはパリ12区にあるアリーグル市場(Marché d’Aligre)。この方がクリストフさん。
「今は鯖が旬です。網ではなく釣竿でつられた、いい鯖が売られてるんですよ。それにトマトも美味しいですね。ですから夏らしい晩ご飯を作りたいと思います」
それでは30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
まず向かったのは八百屋さん。前菜用にメロンを購入します。どれにするか、まずは手で触って匂いを嗅いでから決めます。
それに試食できる場合もあります。
次に大きめのトマトを2個、さらに生姜とバジルを購入。またデザート用にイチゴ2パックも購入。これが合計で11.88ユーロ。
次に向かったのが魚屋さん。もちろん鯖を手に入れます。2尾で13.24ユーロ。魚屋さんが三枚におろしてくれます。
使った金額は合計で25.12ユーロ。まだ5ユーロほど残ってますが、お買い物はこれでおしまい。
お店の厨房へ帰って調理に取り掛かります。
準備した材料はこれで全て。さっきは登場しませんでしたが、桃、レモン、シブレットも購入したようです。
まずは前菜の冷たいスープ。
メロンの皮をむいてスライス、バジル3枚を千切りに。これをボールに入れたら生姜をおろして加えます。
「生姜はメロンの味を引き立ててくれ、食べた時にすっきりした味になります」
へえ、メロンと生姜の相性がいいなんて初耳。面白いですね。
最後にレモン汁をかけてミキサーでドロドロにしたら出来上がり。
次はメインの鯖料理。
付け合わせのトマトと桃をさいの目切りにします。トマトは真ん中の部分だけ厚めにスライスして4枚とっておきます。
さいの目切りのトマトと桃をボールに入れ、塩・コショウしたらオリーブ油を入れ、刻んだシブレットを加え混ぜ合わせます。
スライスしたトマトは両面をフライパンで焼き、最後にレモンのリキュール(リモンチェッロ)を垂らします。
鯖はフライパンで焼き、塩バターで仕上げます。
盛り付けはこんな感じ。レモンの皮をおろしてトッピングしたら出来上がり。
最後はデザート。イチゴをバルサミコ酢で炒めたら、アイスクリームをのせます。
こうしてできたのが夏らしい晩ご飯でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、16歳になる息子にトマトを洗ってと頼んだら、スポンジと洗剤で洗い始めた 」
VDM(Vie de Merde)より
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