30ユーロで晩ご飯34 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロ(約3,800円)ポッキリで、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回チャレンジしてくれるのは未来の若きシェフ。今年、料理専門の高校に入学するという、なんと14歳の女の子!
さあ、どんな料理を作ってくれるのでしょう?
今回の番組、ちょっといつもと様子が違います。リポーターさんが何くれとなく面倒をみています。
なんせ若干14歳の女の子がテレビカメラの前でお料理することになるんですからねえ。その辺りもお見逃しなく。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年9月1日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがその未来のシェフ、テアさんです。30ユーロを渡して材料を揃えて貰いましょう。
まずは魚屋さんへ向かいます。メイン料理は魚の包み焼き。
「包み焼き用に白身の魚が欲しいんですけど・・・」とテアさん。
「そうだね、包み焼きならタラなんかいいよ。それにサーモンもいいね。二つを組み合わせたらどうかな?」と親切な魚屋さん。
というわけでタラとサーモンを購入。これが16.16ユーロで残りが13.84ユーロ。
次は八百屋さんへ。購入したのは、トマト、赤タマネギ、ニンジン、ピーマン。これが締めて2.20ユーロで残りが11.64ユーロ。
次は・・・黄色いレモンが新鮮で美味しそう。ということで、デザートはレモンのクランブルを作ることになりました。レモン4つで2ユーロ。残りは9.64ユーロ。
さて、最後は乳製品のお店にやってきました。モッツァレラチーズを買うようです。さらに玉子6個にバターも購入。合計で9.48ユーロ。
手元に残ったのは0.16ユーロで予算内クリア。それでは調理に取り掛かりましょう。
ここはテアさんちの台所???
それはともかくとして、まずは前菜の “トマトとモッツァレラのミル=フイユ” から。
トマトとモッツァレラを輪切りにスライスしたら、交互にはさんでミル=フイユのようにします。フライパンで乾煎りした松の実をふりかけ、オリーブ油をひとすじ垂らしたら出来上がり。
次はメインの “野菜のティアンと魚の包み焼き” 。
刻んだ野菜を少量の油を引いたフライパンで炒めます。これのことをティアン(tian)といいます。プロヴァンス地方の料理だそうです。
アルミホイルの上にオリーブ油を垂らし、そこに魚の切り身とティアンをのせ、塩・コショウしたら包みます。これを30分ほどオーブンに入れ焼き上げます。
最後はデザート “ヴェリンヌ風レモンのクランブル”。
レモン汁をボールに入れゼラチンと砂糖を加え混ぜ合わせます。
一方、別のボールに小麦粉とバターを入れよく捏ねます。できた生地を天板に広げ180℃のオーブンで焼きます。
その間にゼラチンと砂糖を加えたレモン汁を弱火にかけ温めます。
次にこんがり焼きあがった生地を砕いてグラスの底に入れ、その上からドロッとなったレモン汁を加え、冷蔵庫で1時間ほど冷します。
こうして見事、30ユーロ以内でプロヴァンスの香りのするフルメニューの晩ご飯が出来上がりました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、シャツにアイロンをかけるためにアイロンのスイッチを入れた。2分ほどするとシュ〜と音がして焦げ臭い匂いがしたかと思うと、黒い液体が出てきて絨毯にシミを作った。そう言えば、アイロンのタンクに水を入れたけど、あれはレモンフレイバーのヴォルヴィックの水だったか・・・ 」
VDM(Vie de Merde)より
2018-09-03 00:00
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