地下鉄の切符消える? [パリ]
結局、ダニエル・コーン=バンディは環境大臣にはならないらしい。ご本人がテレビのインタビューで断言してました。いろいろ話し合った結果、この結論に両者納得だそうです。
それはそうと、昨日の節約晩ご飯、玉子を6個も買ってましたが、調理する際にはどこにも出てきませんでした。一体、何に使ったのやら・・・。
あれですかね、白身を泡立ててゼラチン入りのレモン汁と合わせて冷やし固めたとか。レモンのムースみたいな感じにしたのかもしれません。
上のふんわりムースと底のカリカリとしたクランブル。想像すればするほど美味しそうな気がしてきます。
さて、数年前からキャシュレスが話題になっていますが、そんなに便利ですかね?
新しく購入したiPad mini 4にもApple Payとやらがついていて、いろんなカードをひとまとめに管理できて “キャッシュレスで便利になる” らしい。
スマホは電車の切符の代わりにもなるらしい。
そんなこんなで、フランスのパリでは来年から徐々に地下鉄の切符を減らしていくそうです。
今年、118回目の誕生日を迎えた地下鉄の切符、その歴史を振り返ってみましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年9月2日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
古い地下鉄車両の模型の下に、歴代の地下鉄の切符が並んでいます。
なんといっても自動改札機の導入は画期的でした。
「磁気テープのついた切符をここから入れると、コンピュータが自動的に読み取って、こちらから出てきます。かかる時間はなんと1秒」
パリの地下鉄にこの自動改札機が設置されたのは1973年のこと。それまではこんな風に駅員さんが切符を切っていました。
東京も同じですねえ。駅員さんに切符を切ってもらっていた時代、知ってます。ハサミのカチャカチャする音が懐かしい。
黄色に茶色の磁気テープのついたパリの地下鉄の切符は社会現象にもなりました。
「これまでとは全くことなる切符ですから、マーケティング等々の結果、このデザインになったんです」と当時の責任者。
一大ブームを巻き起こしたようですごいですね。
そんな切符ももう要らなくなります。何しろ携帯電話で乗れる時代が来ているのです。
「スマホに切符を購入できるアプリを入れて、改札機にかざすだけで地下鉄に乗ることができます」とリポーター。
うーむ、やぱりスマホですな。
「技術革新でいいんじゃないですか、こういうのも」と女性。
「切符を買う手間が省けていいですね」と男性。
「小さい頃から使っていたカルト・オランジュがなくなるのはちょっと残念ですね」と女性。
カルト・オランジュは定期券や回数券を買う時に必要な身分証明書のようなもの。私も昔作って使っていました。今も押入れのどこかにあるはず。
こちらの方はパリの地下鉄の切符コレクター。
「これは最初の切符で1900年のものです」
パリに地下鉄ができたのが1900年。
「そしてこれが私のカルト・オランジュ。1978年に作ってずっと使っていたものです。そしてこっちが、子供たちからもらってためておいた切符です」とコレクター。
中には切符の裏に絵が描いてあるものや、折り紙みたいになったものまであります。
「この切符には手書きのメモが残っています。地下鉄が初めて地下を通ってセーヌ川を渡った時の切符で、とても貴重なものです。当時この地下鉄に乗るのは冒険だったと思います」
セーヌの地下を走る線が開通したのが1910年。しかし、同じ年に発生した大洪水により、結局、廃止となってしまったのでした。
年間5億5千万枚が売られているという地下鉄の切符ですが、2019年から徐々に減らすことになっているそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、2歳になるわが息子が、地下鉄の中で黒人の男性をじっと見つめると言った。『バットマン!』 」
VDM(Vie de Merde)より
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