週末はブレストで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
お久しぶりです。やっと新しいシリーズが再開しました。
今回旅するのはブルターニュ地方の港湾都市ブレスト(Brest)。パリからは高速列車で3〜4時間。
日本の横須賀市が姉妹都市になってます。さあ出発!
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年9月1日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
大きな港、路面電車、ヨット、さらに歴史的建築物など、見どころはいろいろあるようです。
街の真ん中を流れるのがパンフェル川。この川を渡るために作られたのがロープーウェイ。1年半前に開通したばかり。
まずは地上約70メートルのこのロープーウェイに乗って街の眺望を楽しみましょう。(青印→赤印)
高所恐怖症にはちょっと厳しそう・・・。
到着したのはカルチャーセンターLes Ageliers des Capusins Brest(緑印)。ここは元造船所。広さ20,000㎡の敷地ではあらゆる文化を楽しむことができます。
週末には数千人がここに訪れるそうですが、かつての機材が残されたままの場所もあり、かつてここで多くの人たちが働いていたことを思い出させてくれます。
今は音楽を演奏したり読書に没頭することができる施設もあります。
次は古いブレストの町並みを見てみましょう。ここはサン=マロ通り界隈(水色印)。石造りの古い建物が並んでいます。
「ブレストの80%が大戦で破壊されましたが、ここだけは免れました」とガイドさん。
ここから1キロほど足を伸ばしたところにあるのがブレスト城(黄緑印)。1700年以上の歴史を持つ軍事要塞です。
現在では海洋博物館になっています。主に18世紀の船舶に関するコレクションが展示されています。
次は公共交通機関をフル活用して、こんなお店にやってきました。チョコレート屋さんLe Pomponです(こげ茶印)。この可愛いチョコ “ポンポン・ブレストワ” の中にはトロッとした塩バターキャラメルが入っているそうです。
「ブレストは海軍で知られていますから、この水兵の帽子の形をしたチョコを思いついたんです」
一箱16ユーロのチョコを買って、ポンポンにタッチ!この赤いポンポンに触ると幸せになるそうです。このチョコ、日本や中国を含む30か国に輸出されているそうです。
さあ、そろそろお昼をいただくことにしましょう。地元の料理を出してくれるお店Le Rufféにやってきました(オレンジ印)。厨房では料理人が魚をさばいていました。
「昨日、釣られたばかりの魚ですよ」
どうも網ではなく釣竿で釣られた魚のようです。小骨を取って切り身にしたら、オリーブ油を引いたフライパンで両面をさっと焼いたら出来上がりです。焼きすぎてはダメだそうです。
前菜+魚料理+デザート+グラスワインで19ユーロ。
お腹がいっぱいになったら今晩の宿へと向かいます。とは言っても、レストランの向かいがそのホテルHôtel Vauban(紫印)。
「こちらは歌手のクリストフがよく宿泊していた部屋です。バルコニーからは海が臨めます」
こじんまりとしてリラックスできそうなお部屋です。
「こちらのタータンチェックの部屋にはB.B.キングが泊まっていました」
ホテルの地下にはホールがあります。1960年代には当時人気だった歌手たちがここでコンサートを行ったそうです。
さて、一日の終わりには帆船に乗って3時間のクルーズを楽しみましょう。
「19時に出て22時半には港に戻ります。その間、海の幸とアペリティフを堪能しながら海に沈む夕日を眺め、楽しい時間を過ごしていただけます」と船長さん。
これはいいですね。イルカにも出会えます。
港に戻ったらこちらのバーで夜をエンジョイしましょう。
さて今回の旅の費用は、海洋博物館が7ユーロ、ゴンドラが1.5ユーロ、チョコレートが16ユーロ、ランチが19ユーロ、宿泊代が77ユーロ、帆船でのクルージングが73ユーロで、締めて193.50ユーロ(約25,000円)でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「この週末、最近付き合い始めた女の子の家族に紹介された。驚いたことに、彼女の叔父さんは僕の上司で、叔母さんは僕の行きつけの歯医者で、お姉さんはいつも世話になっている銀行の行員だった。田舎に住むって素晴らしい!」
VDM(Vie de Merde)より
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