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クルミの収穫 [フランスのグルメ]

 猛暑の夏が徐々に遠くに霞んでいきます。はるか前方には冬の姿も視界に入ってきました。

 このところ秋雨前線の影響とかで雨の日が続きますが、10月になったら秋晴れの日もあるでしょうか?

 カラッと晴れて空気は少しひんやり、そんな秋晴れの日が来たら極楽なんですけどねえ〜。

 さて、フランス中南部ペリゴール地方ではクルミの収穫が始まりました。

Paris_Martel.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年9月19日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 朝靄の立ちこめるドルドーヌ渓谷は、朝の日差しで目を覚まします。

 ここはクルミ園。突如現れた重機。クルミの木の幹をつかんだかと思うとブルブル震わせています。

 それと同時に、クルミの実が一斉に枝から外れて地面に落ちてきます。

 なるほど、こうやって収穫するんですね。

 今年は干ばつで農作物に被害が出ているようですが、このクルミは問題なし。今年も立派な実をつけています。ナイフで中を割ってみると御覧の通り。

 「病気にもならず、よく育ってます。美味しいですよ」と男性。

 昔はこんな風にして収穫していたそうです。のんびりしてますねえ。

 「実を叩いてはいけません。枝を叩くんです」とアンドレさん。

 アンドレさんは89歳。手にしているのは栗の木の長い枝。

 「よくしなってくれるので、クルミの枝を震わせるのにちょうどいいんです」

 落ちてきたクルミは専用の器具を転がして集めます。クルミの収穫となると必ずこの器具が登場するのですが、どんな作りになっているのか、どうも今ひとつわかりません。

 とにかくこうして転がすと実がカゴの中に入ってくるようです。

 ここで収穫されるクルミは “ペリゴールのクルミ” と呼ばれ、AOPの保証付。

 殻の中に白い実がみっちりと詰まっています。普通のクルミに比べると大きく見えます。

 「すぐに寒くなるので出来るだけ早く収穫して、乾燥させなくてはなりません」とアンドレさんのお孫さん(?)。

 このクルミ園は6世代にわたって同じ家族が守ってきたそうです。

 こちらはマルテルの市場。乾燥されたクルミが売られていました。

 こちらではカラメルコーティングされたクルミが売られています。美味しそう!ケーキのトッピングにも使われています。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、生徒たちが私の話をしているのが聞こえてきた。どうやら私のことを “ヤシの実” と呼んでいるらしい。なぜかって?ヤシの実は毛深くて中が空っぽ[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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