山の季節 [ローヌ=アルプ地方]
買い物のついでに近くの公園に寄ったところ、銀杏が落ちていたのでいくつか拾ってきました。
どうも台風24号通過時の強風で落ちたようです。上を見るとまだまだ沢山の実をつけている枝がありました。
イチョウの木は何本もあるのですが、実をつけているのはどうもこの一本だけ。
直接触るとかぶれるというので、ビニール袋に入れてモミモミしながら果肉を剥がすと、確かにあの銀杏が出てきました。
きれいに洗って乾燥させると、お店で売っているのと同じような銀杏になりました。ただ、全体にちょっと小ぶり。
美味しいのかな?適当な時に食べてみようかと思います。
そんなこんなで、少しですが秋の気配を感じることができました。
しかし、フランス東部サヴォワ地方ではすでに季節は冬に向かっているようです。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年10月2日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
まだ日も明けやらぬ朝の5時。ここは標高2000メートル以上はある山の中の牧場。だいぶ寒そうですが、いつもの乳搾りの時間が始まりました。
もちろん乳搾りは機械がやってくれます。でも、レミーさん、手で搾り始めました。
「こうやってると手があたたまるんですよ」
なるほどね。暖をとるのと乳搾りで一石二鳥ってことですかね。
この日の夜から早朝にかけての気温は、なんとマイナス5度!
天然の牧草は姿を消し、初雪がうっすらと積もっています。45頭の牛には干し草を食べさせます。
「天気予報によれば、まだ大丈夫そうなのでもう一週間ほどここにいるつもりです。雪がもっと積もるようなら山を降ります」とロイスさん。
レミーさんとロイスさんは兄弟のようです。
この山の麓にあるのがボヌヴァル=シュル=アルク村。人口は約250人ほど。“フランスの最も美しい村” の一つです。
家の玄関のすぐ隣には薪が積み上げられています。そして室内の暖炉に火がつけられました。
今日から冬が終わるまで毎日、暖炉で薪が燃え続けることになります。
とは言っても、翌日にはまた気温が上昇するとのことで、厳しい冬が始まるのはまだ先になるようです。
しかし、ここから見えるフランスアルプスの山々はすでに白い雪に覆われています。
この地域ならではの美しい風景ですねえ〜。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、下の階の住人が冬の間の暖房費の半分を支払ってくれという。なぜなら、自分ちの暖房が上にあるうちの部屋も暖めているからだそうだ
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
コメント 0