カステイ [スペイン]
オランド大統領のもとで首相を務めたこともあるマニュエル・ヴァルスが、来年の5月に予定されているバルセロナの市長選に出馬すること正式に発表しました。
フランスの国会議員でしたが、すでに辞職したようです。
ヴァルスはバルセロナ生まれ。20歳の時にフランス国籍を取得しパリ大学で学んだ後、政治の世界に飛び込みました。
首相を務めた後、大統領選に立候補することを宣言しましたが、結局、社会党の大統領候補にはなれず戦線離脱。
その後の国民議会選挙では社会党で出たのか共和国前進で出たのかよくわかりませんが、とにかく当選し国会議員を務めていたようです。
長年連れ添ってきた奥さんとも離婚(最近、新しい恋人ができたらしい)、フランスではもう将来はないと思ったのか故郷に戻ることになったようです。
因みにカタルーニャ独立には反対の立場を取っています。
来年の5月はどのような結果が待っているのやら・・・そしてカタルーニャ独立問題はどうなっているのか・・・。
本日はそのカタルーニャで行われる伝統ある行事カステイ(日本では『人間の塔」と呼ばれている)のお話です。
今年はじめてフランスのチームがこの行事に参加するそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年10月8日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
カステイはカタルーニャ地方の都市タラゴナで2年に一度開催されます。
ご存知の方も多いと思いますが、こうやってできるだけ高く人間の塔を作るのが目的です。
「これはカタルーニャ地方の伝統です。守り続けていることを誇りに思います」と男性。
あれっ〜、下で支える役目の男性、シャツの襟を奥歯でかみしめています。こうして踏ん張っているのかしら???
力のバランスが崩れると、向こうのチームのように崩れてしまいます。
「チーム全体が協力し合うことが重要なんです。上手く行くまでに20年かかったチームもあります」と責任者の方。
メンバーにはそれぞれ役割があります。大人が基本構造を作り、子供がその頂へと登っていきます。その高さは5階建てのビルに相当するそうです。
「重要なのはこのベルトです。こうしてしっかり腰に巻くことで塔の重みを支えることができるんです」と男性。
そしてこちらは今年初めて参加することになったフランスチーム。
とりあえずタラゴナの街角でデモンストレーション。おっ、ベルトを巻いでがんばってます。
てっぺんに上がるのはソヤラちゃん。大丈夫なのかな?怖くないのかな?
「上がるまで少し緊張します。でも大丈夫です」
おお、デモンストレーションはうまくいったようです。本番でも成功するといいですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、スペインの学校でフランス語の教師をしている。生徒たちに『ナポレオンって誰か知ってる人?』と聞いたら、生徒の一人が手を上げて言った。『先生、アメリカ大陸を発見した人です』」
VDM(Vie de Merde)より
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