30ユーロで晩ご飯40 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。30ユーロで4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回チャレンジしてくれるのは、地中海に面したリゾート地セット(Sète)にお住いのコリーヌさん(職業不明)。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年10月13日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばk、mらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
買い物バッグを手に登場したのがコリーヌさんです。早速30ユーロを渡して材料を揃えてもらいます。
最初に向かった先は魚屋さん。買い求めたのはイカ。今が旬で大量に釣れるそうです。
「ピンク色で艶があります。詰め物をするのであまり大きすぎないのがいいです」とコリーヌさん。
魚屋さんに頼んでキレイに処理してもらいます。これが6.40ユーロで、残りは23.60ユーロ。
イカに詰めるのはソーセージミート。もちろんお肉屋さんで調達。これが800グラムで4.87ユーロ、残りは18.73ユーロ。
次は付け合わせですが、トマトソースでいただくのでリングイネを購入。これがトマトと合わせて5.40ユーロ、残りは13.33ユーロ。因みに、セットはイタリア出身者が多いそうです。
次は果物屋さん。予算に限りがあるので値段を念入りにチェック。ちょうどいいオレンジがみつかりました!これが4個で4.40ユーロ、残りは8.93ユーロ。そして、バジルを買うつもりでしたがパセリをおまけしてもらったので、これで済ませることに。
次は車を飛ばして、生産者から直接ムール貝を購入しにやってきました。3キロも買って8ユーロ!お得な買い物でした。0.93ユーロを残して終了です。では調理開始!
まずは前菜の “ピスト・ドゥ・ムールのミルフイユ”。
鍋にムール貝を入れ水を加えずに15分ほど火にかけます。貝が開いたところで3分の1だけ身を取り出します。次に、ボールでニンニク4かけを潰し、小ぶりの唐辛子2つを混ぜ合わせたらオリーブ油3〜4さじ分を加えコショウを少々ふりかけ冷蔵庫で休ませ、先ほどのムール貝の身と合わせます。
次はメイン料理 “ムール貝とイカのファルシ(詰め物料理)”。
ソーセージミートに、牛乳に浸したパンをほぐし入れ、刻んだパセリとニンニク、溶き玉子1個分を加え混ぜ合わせます。これを残りのムール貝とイカに詰めます。あまり詰め過ぎると爆発するので注意!
次に、玉ねぎ1個とニンニク2かけをミキサーにかけ、少量のオリーブ油を引いた鍋で火を通し、皮をむいたトマト、濃縮トマト1缶(小)、唐辛子1つを加え、塩コショウし、パスティスを2振りほどして強火でアルコールを飛ばします。これでトマトソースができました。
詰め物をしたイカは、ミキサーにかけた玉ねぎとニンニクをオリーブ油できつね色に炒めたところに入れて、パスティスを2振りしたらフランベします。ここに先ほどのトマトソースを加え、詰め物をしたムール貝を並べたら弱火で20〜25分ほど煮込みます。
イカが硬くなってしまうので煮込みすぎないように気をつけましょう。また、ムール貝が開いてしまうので混ぜ合わせてはいけません。
次はデザートの “オレンジとビターチョコのケーキ”。
オレンジ1個分の皮をスライスし3回ほどお湯を替えて湯がきます。その後シロップに漬けて弱火で煮込みます。これでオランジェットの完成。
ボールに残りのオレンジの皮(おろしたもの)、柔らかくしたバターと砂糖それぞれ240グラム、玉子4個を入れ混ぜ合わせます。ここに小麦粉とイースト菌、さらにオレンジ果汁半分を加えたら、180度のオーブンに35分入れ焼きます。
残り半分のオレンジ果汁は大さじ2杯の砂糖を加え火を通し、焼きあがったケーキにかけ冷まします。表面に粉末のビターチョコを振り、オランジェットをトッピングしたらデザートの完成です。
最後は盛り付け。前菜は、小麦粉とセモリナ粉でできたブリックの皮とムール貝を交互に重ね、パセリ、にんにく、オリーブ油で作ったソースを添えます。メインの詰め物料理はリングイネを添えトマトソースをかけたら完成です。
一人1000円とは思えないご馳走ができました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、駅の窓口が閉まっていたので、郊外線の切符を券売機で買わなくてはならなくなった。切符の料金は2.90ユーロ、しかも硬貨でしか買えない。財布を確かめると・・・ちょうど2.89ユーロだった・・・」
VDM(Vie de Merde)より
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