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秋のコート=ドール [ブルゴーニュ地方]

 今年もまた吟醸酒の会に行ってきました。

 どれもこれも透き通った水のような液体なのに、飲むとそれぞれ違った味がする。本当に魔法みたいです。

 中には5年熟成、10年熟成なんていうのがあって、大丈夫なのか?と疑いながら試飲してみたら、美味しくいただけました。

 どうもワイン蔵のような洞窟で熟成させるらしいです。温度が一定で光も入らないから劣化せず、むしろ熟成して、お酒にまた違った風味をもたらすようです。

 それはさておき、秋が徐々に深まってきました。今日はブルゴーニュ地方の秋のぶどう畑を訪ねてみましょう。

Paris_Nolay.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年10月24日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 秋のコート=ドール県(Côte-d’Or)。

 夏の終わり頃まで緑色だった丘が黄色に染まり始めています。この黄色が秋の日差しを受けて輝くと、それは黄金色に見えてきます。

 この県ができたのは1790年3月のこと。その1年前、ディジョン出身の代議士が、秋になると黄金に輝くこの丘を思い出し、県名をコート=ドール(黄金の丘)と名付けたそうです。

 随分と風流な名前ですね。名付けられたのは革命の真っ最中!

 ワインの産地で知られるノレ(Nolay)のぶどう畑。その向こうには石灰岩の山が見えます。

 山歩きが趣味のアランさん、この時期になるとこの辺りの森を散策するのが日課になっているそうです。

 「私が気に入っているのはこの平和な静けさです。 他と隔離され、誰も知らないところに来たような気分になれるのも魅力です」とアランさん。

 どんどん歩いていくと、この岩にたどり着きます。この地域の人なら誰でも知っている場所です。

 「ここで行き止まりです。ですから私たちは世界の果てと呼んでいます」

 一方、こちらはアーチ型の高架橋。美しいですねえ〜。

 子供たちは、姿を現わしたばかりの秋を探しに自転車で出発です。

 「騒音も大気汚染もないから気持ちがいいです」と男の子。

 それにべっとり汗をかくこともないですもんね。気持ち良さそう。

 「山や畑が黄色く色づいて、どれも見逃せません」と別の男の子。

 そしてこちらはフランソワさんのぶどう園。一ヶ月ほど前にぶどうの収穫とワインの仕込みが終わって、のんびりムードが漂います。

 「美味しいワインを作るためにずっと働いてきましたから、こうして休むことも許されていいんじゃないですかね」

 黄金の丘でいただくワインのお味はまた格別ですね!


******* フランス人のつぶやき *******

今日、ヴィヴァルディの四季のような日だった。秋だというのに4つの季節がいちどきに訪れた![あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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