ライン川の水位 [トピックニュース]
EU議会で廃止の提案がなされた夏時間ですが、フランスは遅くとも2019年10月で終わるようです。
国によってこれからの基準時間を夏時間にするか、それとも冬時間にするか決めることができるようです。
フランスの場合、基本時間を夏時間にする場合は、2019年3月に夏時間に変わった瞬間から、ずっとその夏時間で行くらしい。
やっぱり冬時間がいい、ということになると2019年10月に冬時間に変わった瞬間から、ずっとその冬時間でいくらしい。
どっちにするか決めるのはそう簡単ではないそうです。
さて、以前にアヌシー湖の水位が下がっているというニュースをお伝えしましたが、今度はあのライン川の水位も異例の低さになっているそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年10月24日に生放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
フランスとドイツの国境沿いを流れるライン川。ある場所ではこんなことになっていました。
普通なら水の下にあるはずの川底が一部見えてしまっています。
フランス北部を流れるライン川の水位が通常より2メートルほど下回っているそうです。水量にすれば、毎秒2㎥の水が減少していることになります。
「ライン川は異例の水位になっています」と航行路局の責任者の方。
普段なら荷物を運ぶ船舶の往来が絶えないのですが、この水位では航行が難しいと言います。
現在、航行を中止したり、積荷を三分の一に減らして航行する船もいるとか。
「私は26年、この仕事に従事してますが、船がストップしたのは初めてのことです。一部は船の輸送から列車での輸送に切り替えざるをえませんでした」と輸送会社の責任者の方。
この水位低下により大幅な輸送の遅れが生じているそうです。これまで船で運んでいた積荷は、このコンテナに積み込み陸路を走って運ぶしかありません。
「コンテナによる輸送活動は全体に10%ほど減少していましたが、9月に限って言えば25%の減少で停滞しています」
ドイツ側ライン川の水位はこの60年で最も低い数値になっているそうです。
なんとか早急に水位をあげて欲しいものですが、専門家によれば、アルプスの雪が溶ける来年の春までは待たなくてはならないだろうとのことです。
フランス北西部は一週間ほど前の嵐で洪水被害が出ているというのに、皮肉にもこちらは水不足・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、川にタバコの吸い殻を投げ捨てたら、ものすごい勢いで白鳥が川に飛び込み水川を食べてしまった。それを見ていたお巡りさんに、罰金を言い渡された。タバコの吸い殻を捨てたから?いやいや、白鳥にエサを与えたからだそうだ」
VDM(Vie de Merde)より
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