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シャランテーズ [メイド・イン・フランス]

 月曜日恒例の節約晩ご飯シリーズは放送がなかったのでお休みです。

 さて、気温が下がったせいか、最近は火を使った料理を作ることが多くなってきました。つまりはまともな料理が作れるようになったということでしょうか。

 食欲の秋っていいますが、そういうところからも来ているのかもしれません。

 季節は冬に向かって歩を進めていますが、寒くなると暖かくしたいのが足。冷えますよねえ。

 そんな時はやっぱりパントゥッフル。毛糸のいっぱい詰まったふかふかの室内履きです。

 特にフランスのシャラント県でつくられるパントゥッフルは “シャランテーズ” と呼ばれて冬になると活躍します。

Paris_Charent.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年11月2日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらがそのシャランテーズ(charentaise)。あったかそうですね。

 私も冬になると愛用してますが、実際、あったかいのですよ〜。しかも素足で履くと心地いい。さらに底がフエルト生地でできているので歩いても静か。もう手放せなくなります。

 お値段はといえば約4,000円〜6,000円くらい。

 シャラント県で作られているからシャランテーズなのですが、最近は外国産の安価なものが出回り始めてのんびりしていられない状況だそうです。

 県内にある6つの生産者は例のIGP(保護地理的表示)を申請中だそうです。これが承認されれば、シャラント県で生産されないシャランテーズは “シャランテーズ” という名称を使用することはできなくなります。

 「IGPが認められれば、中国製ではなくフランスにある弊社で製造されたものだということを保証することができます。これは我々にとっても消費者にとっても重要なことなんです」と責任者の方。

 その本物のシャランテーズは、こんな風に裏返しのまま縫製されます。これが何年も前から続いてきた伝統の作り方です。最後の最後にひっくり返して完成です。

 どうやってひっくり返すのかと思っていたら、こんな道具を使うんですね。まずかかとの部分を軽く返して、最後につま先をひっくり返す。

 この道具、単純な道具に見えますが、長い経験があってこそこの形になったんでしょうね。

 クリスチャンさんは14年もこの作業を続けているベテランです。

 「裏地を表にして作るので、最後に表にしてあげないといけないんです」

 考えてみれば、あの分厚い生地を表にしたまま靴の形に作り上げるのは難しいですね。

 そうかと思えば、こちらの工場ではひっくり返す必要のないシャランテーズを製造しているそうです。

 そのためには特殊な縫製機が必要です。こちらがその機械。

 「新しい市場の開拓が必要なんです。そのためにもフランス製だというしっかりとして保証が大切になってくるんです」と責任者の方。

 IGPが承認されれば市場の拡大が見込まれています。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、残業続きの一週間が終わって疲れ切っていたせいか、パントゥッフルを履いたままシャワーにかかってしまった[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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