秋の味覚 [フランスのグルメ]
やっとニンジンの価格が元に戻ってきました。長さ15センチくらいのしっかりしたのが3本で180円くらい。
一時は、この半分もないような貧弱なニンジンが2本で200円くらいしてました。
どうもフランスでも同じことが起きていたようで驚きました。やはり例年にない異常気象の影響のようです。
お嫌いな方もいらっしゃるようですが(拙宅にもニンジン嫌いが一名おります)、カロチンという体内で抗酸化作用を起こしてくれる大切な栄養素を含んだ野菜です。
元気なニンジンが食べられるようになって一安心です。
さて、秋も深まったフランスのペリゴール地方では、3年ぶりにセープ茸市が始まったそうです。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年10月29日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
鐘の音を合図にセープ茸の市が始まりました。
なんだか年代物の屋根付きの市場。19世紀に改築され、トスカーナ風の柱と、穀物を量るバケツのような計量器が保存されているそうです。
興味のある方は→こちら。市場の写真が見られます。
それはさておき、先月末の週末にここで開かれたのがセープ茸市。
トリュフ市なら知っていますが、セープ茸市は初めて聞きました。
「ペリゴール地方のセープ茸は世界一ですよ」とマダム。
「去年もその前の年も、セープ茸がなかったので市は開かれませんでした。今年は何としても手に入れたかったんです」と別のマダム。
トリュフ市では売る側と買う側の値段交渉が繰り広げられますが、このセープ茸ではとてもそんな時間はなかったそうです。
皆さんこの機会を逃さないという一心だったのか、値段交渉なんてまどろっこしいことはやっていられない!と、1時間で売り切れてしまいました。
お値段はと言うと、キロあたり15ユーロ、木箱に一盛りで30ユーロ。
「1キロで15ユーロはちょっと高いですが、収穫量が少ないですからね」と男性。
それにしてもこのセープ茸は丸々と太って立派ですね。
「今朝はたくさん収穫できました。重さにして40キロくらいですかね」と男性。
モニクさん、念願のセープ茸を買うことができて笑みがこぼれます。市場を後にして自宅に戻ります。
それにしてもこの市場、やっぱり美しいですね。
さて、モニクさん宅のキッチンでは調理が始まりました。セープ茸は埃を払ってスライスします。
「汚れが付いていても水道の水で洗ってはダメですよ」とモニクさん。
出来上がったのはバター炒めでしょうか?美味しそうですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、野菜嫌いの子供たちに『野菜を食べないと大きくなれません』とか『野菜は体にいいのよ』とか言っても効き目なし。しかし、こう言えば効果てきめん。『野菜を食べないとパパみたいになるわよ』」
VDM(Vie de Merde)より
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