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ソバ粉 [フランスの郷土料理]

 ここへきて、近くの公園の木々があっという間に紅葉しているのに気がつきました。

 今日になるまでまるで気がつかず・・・。それともこの一週間で季節がさらに大股で進んだのでしょうか?

 毎日、慌ただしく過ごしているうちに、周りを見る余裕もなかったようです。反省。

 さて、その秋に収穫の時期を迎えるのがソバ。クレープの材料になる、あのソバです。

 ガレットを焼くところはよく見かけますが、ソバの収穫の様子はあまり見たことがありません。どうなっているんでしょう?

Paris_Nivillac.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年11月23日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここはブルターニュ地方の小さな村ニヴィヤック(Nivillac)。

 秋に始まったソバの収穫は終盤に差し掛かっています。さすがに穀物の収穫は手作業ではなくコンバインで行われています。

 ここのソバは野生のままに育てるそうです。

 「育てるのは難しくないです。春に種をまいて、秋になったら収穫するだけ。肥料もやらなければ農薬も使いません」

 ソバは黒い麦とも呼ばれていますが、一時は生産されなくなっていました。

 しかし、IGP(保護地理的表示)のおかげで息を吹き返しました。

 「100%自然のソバ粉です。小麦粉のように保存料は使っていません。高品質のソバ粉です」とブルターニュ黒い麦協会の方。

 このソバ粉はサラザンと呼ばれています。サラザンはソバの品種。もちろん、あのガレット(ソバ粉のクレープ)を作るのに使われます。

 生地は、ソバ粉に水、塩だけを加えて作られます。

 こうして泡立て器を使ってよくかき混ぜ、真ん中に泡立て器がまっすぐ立つようになったら混ざった証拠だそうです。

 生地が出来上がったら、戸棚の奥で2〜3日寝かせます。

 焼くときは少し水を加え、ビリック(bilig)と呼ばれるクレープ専用の丸い鉄板に広げます。

 「周りはパリパリ、真ん中はふわっとしているのがいいんです」

 こうして、ハムとチーズと玉子のガレットの出来上がり。そしてデザートもガレット。ジャムが塗ってあるようです。おいしそうですねえ〜、食べたくなってきたあ〜〜。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、必死になって携帯を探し続けること45分、やっと見つかった。クレープの生地の中に・・・[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より



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