アヴェントスリース [トピックニュース]
フランスに今年の流行語大賞があるとすれば、“ジレ・ジョーヌ” ですな。
ま、とにかく先週末もすごかったらしい。どさくさに紛れてジレ・ジョーヌのふりをして暴れまわっている輩がいるようです。
凱旋門がこんなことになってました→こちら。機動隊との衝突、略奪行為。ひどいですねえ〜。
そもそも具体的に何が目的でジレ・ジョーヌ運動をやっているのかよくわからない。よくわからないけど、全国規模で広がってる、そんな感じです。
それはさておき、騒がしいフランスですが、クリスマスに向けての準備は着々と進んでいるようです。
本日は、12月最初の日曜日に用意されるアヴェントスリースのお話です。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年11月30日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはアルザス地方の小さな村カイザスベルク(Kaysersberg)。ここでもクリスマスマーケットが開かれています。
素敵な装飾品がたくさん並んでいて、思わずあれこれ買い込んでツリーを飾りたくなります。
中でも注目されるのがアヴェントスリース。毎年テーマを決めて家族で作るのが伝統です。
こちらのアトリエでは、シルヴィさんが昔ながらのアヴェントスリースを作っています。
藁で作ったドーナツ型の輪っかに、森で拾い集めてきた緑の小枝を巻きつけます。この緑の小枝は生命と復活を表しているのだとか。
「樅の木、松の木など様々な小枝を混ぜ合わせて作ります。自然のものを使うので、庭や森に出かけて拾ってくるんです」とシルヴィーさん。
このリース、12月最初の日曜日に作ることになっています。
「これを作ることでクリスマスのお祝いに参加し、その準備をすることになるんです。これを作らないとクリスマスにはならないですよ」と女性。
その他、飾り付けに使うのはドライフルーツ、松ぼっくり、シナモンなど。
最後に紅白の4本のろうそくを立てたら完成です。
一本目のろうそくはこの日に火を灯します。二本目は次の日曜日、三本目は次の次の日曜日という具合に1週間おきに日を灯していきます。
6歳になるレアちゃん、完成したアヴェントスリースをテーブルまで運びます。
そしてロウソクに火を灯す日を、文字どおり指折り数えて待っています。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、道路を走っていると車が故障してしまった。仕方がないのでジレ・ジョーヌを着て別の車を止めようとした。しかし、誰も止まってくれず、皆、クラクションを鳴らして通り過ぎるだけ。デモ隊に間違えられたらしい」
VDM(Vie de Merde)より
コメント 0