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中国製vs西国製 [トピックニュース]

 フランスは大騒動ですが、英国も大変そうですね。せっかくEUと合意に達した離脱条件も議会を通過しない見込みだとか。一体、どうなっちゃうんでしょ?

 もう一度国民投票をしようという話も浮上しているようですが・・・。もう一回やったら離脱反対派が勝つんでしょうか???それならさっさとやって、離脱中止した方がいいんじゃないですかねえ〜。

 それはさておき、いよいよクリスマスまでのカウントダウンが始まりました。

 その日が来るまでに用意しておかなくてはならないのがプレゼント。大人はともかくとして、子供たちへのプレゼントは絶対に欠かせません。

 子供たちへのプレゼントとなると、たいていはおもちゃということになりますが、市場を席巻しているのはやっぱり中国製。

 しかし、中にはヨーロッパで製造されているものが善戦しているものもあるそうです。

Spain_Alicante.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2018年12月4日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらは量販店のおもちゃコーナー。女の子に人気のお人形さんが並んでいます。ほとんどが中国製。

 このお人形も中国製。しかし、負けず劣らず人気なのがこっちのスペイン製のお人形。

 「どうしてこのお人形がいいの?」

 「小さくて可愛いから」

 お値段は、スペイン製は28ユーロ、中国製が25ユーロ。ただし、中国製にはこのベビーカーが無料で付いてきます。

 それなら中国製がお得ですが、スペイン製が人気ですでに1000体ほど売れているそうです。

 その秘密を解き明かすためにスペインの製造元Super Jugeteにやってきました。

 ここは地中海沿岸の都市アリカンテ。通称おもちゃバレーと呼ばれています。

 この会社で作っている人形は100種類ほどあるそうです。

 「それでは中国製とスペイン製の違いを見ていただきましょう。スペイン製は目が閉じたり開いたりできます。中国製は開いたままで動きません。また口の作りもスペイン製の方はきれいな仕上がりになっています」

 こちらの会社では100年前から人形を作りづつけています。最初は陶器でしたが、今はビニールです。

 オートメーションではなく必ず人の手を通して作られています。型に材料を流し込んだら、200℃の高熱で5分間焼きます。

 するとご覧の通り、スポ〜ンと人形の首が出てきます。焼きたては熱々(笑)。

 次は唇を赤く染めます。工員の方によると、一つ一つ表情が違うそうです。

 工員の月給は1200ユーロほど。中国の場合は600ユーロ。この差をカバーするために、人形一体あたりの利益を少なくしているそうです。

 「市場に食い込むためには犠牲にしなくてはならないものもあります」と責任者の方。

 偉いですね。給料カットではなく利益の方をカットするなんて。

 もう一つの工場ではロボット化を進めることで人件費を節約しています。

 製造しているのはこちらの三輪車。どうしても人の手でなくては出来ない作業もありますが、ほとんどの工程を産業用ロボットが担っており、8人分の仕事をこなすそうです。

 しかし、ロボット導入後も従業員の削減はしていません。というのも輸送費が中国の6分の1で済むからだそうです。

 その結果、スペイン製は一台49ユーロ、中国製は59ユーロという予想外の価格になっています。

 とはいうものの、これらは例外的な商品で、相変わらず中国製おもちゃが優勢だそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、後ろの座席に座っている娘が電話に出てという。娘が持っているのはプラスチック製のピンクのおもちゃの電話。で、私が電話に出たら、数分後、問答無用でおまわりさんに止められた [もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より



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