クリスマスプレゼント [トピックニュース]
マクロン大統領は、最低賃金の増額、残業代の免税、年末のボーナス支給を企業に呼びかける等々を実行することでジレ・ジョーヌの怒りを収めることにしたようです。
ジレ・ジョーヌの反応は、これを良しとする派とまだ足りないという派に分かれていますが、今のところ大規模なデモの予定はなさそうです。
今回のジレ・ジョーヌ事件は、なんだか庶民が王様に向かって不満をぶつけているような様相に見えてしまう。
ジレ・ジョーヌは低学歴で低所得者の集まり、マクロンは明らかにインテリで特権階級。マクロンの話し方や態度にはっきりそれが現れていて、庶民の心になかなか伝わってこない。
さらに若いせいか威圧感みたいなものも少々不足気味。政治家として研鑽を積む必要があるのかも。
それはさておき、クリスマスまで2週間足らずとなった今、デパートや小売店は遅れを取り戻すべく年末商戦へと突入したようです。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年12月11日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
通常ならこの年末だけで年間売り上げの半分をカバーしてしまうオモチャ業界。デモが始まって以来、1億2千万ユーロの売り上げを逸してしまったと言われています。
これからどのようにしてこの難局を乗り切ろうとしているのでしょうか?
フランス大手のオモチャ専門店king Jouetを訪ねてみました。この時期だけの臨時雇用の二人がやってきました。身につけている制服はジレ・ルージュ(赤いベスト)。
「お店にとって最も大切に時期ですから、是非ともあなた方お二人にはがんばってもらわなくてはなりません」と責任者。
開店前に各売り場を回って、注意事項等を伝えます。
「私は子供が大好きなのでこの仕事を選んだんです」と臨時雇用のタマラさん。
お店から60キロほど離れた郊外にあるのはこの会社の倉庫。インターネットで注文された商品が次々と梱包され発送されていきます。
年々ネット販売を利用する両親が増加しているそうです。
小さな村に相当するほどの巨大な倉庫。サッカー場の約4倍の面積。
「オモチャのいっぱい詰まった箱がここにあります。これを見ていると私自身も嬉しくなりますよ」と従業員。
デモの激しかったこの数週間で、ネット上での注文は10%増加しました。土曜日も返上で仕事をしているそうです。
一方、こちらは開店後のお店。お客様の相談にのるお店の責任者。
そして、あの臨時雇用の男性の方はこんなものを着せられていました。サンタクロースかと思いきや、これ、ライオン???会社のマスコットキャラなんだそうです。
やっぱりこの時期、着ぐるみは欠かせませんねえ〜。
そして、新しいゲームやオモチャを子供たちに知ってもらうことも大切です。因みにこちらのゲームは40ユーロほどで販売されているそうです。
さてこちらは、年末に向けての販売対策会議。ここでは毎日、商品ごとに売れ行きをチェックするそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、車でクリスマスの買い物を済ませ、5歳になる息子を学校まで迎えに行った。息子がサンタさんにお願いしたプレゼントは、車のトランクの中でガタゴト音を立てていた・・・
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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