パピヨット [フランスのお菓子]
昨日の東京は寒〜い一日でした。今年は暖冬でダウンの出番はないかと思っていたら、とんでもなかったです。冷たい風がびゅうびゅう吹きまくっていました。
室内も暖房のエアコンを入れっぱなし。それはそれで暖かくなるのですが、なんだか薪の燃える暖炉の前でだらっとしながら温まりたいなあなんて気分になるのでした。
さて、本日はクリスマスにふさわしいお菓子のお話。
フランス第二都市リヨン生まれのお菓子パピヨット。以前にも紹介したことがありますが、覚えておいででしょうか?

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年12月11日に生放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
パピヨットのトレードマークはこのキラキラした包装紙。華やかですね!
ここはリヨンのチョコレート屋さん。キラキラした包みを開くと出てくるのが・・・チョコレート。
「小さい頃、朝起きて一階に降りていくと、サンタさんからのプレゼントが置いてありました。そこには必ずパピヨットのいっぱい詰まった靴下もあったんです」と女性。
このパピヨット、1790年にリヨンのお菓子屋さんパピーヨで生まれたと言われています。
「その菓子屋の店員が、小さな紙にラブレターを書き、チョコレートを包んで同僚の女の子に贈ったのが始まりでした」と女性。
こちらのチョコレート屋さんでは、代々パピヨットは手作りだそうです。
生クリーム、ブラックチョコ、バターを混ぜ合わせガナッシュ(生チョコレート)を作り、綿棒で平らにしたら48時間寝かせます。
固まったガナッシュを四角に切り分け、チョコでコーティングしデコレーションしたら出来上がり。
「私はこの時期が一番好きなんです。ちょっと忙しいですが、なんといってもクリスマスですからねえ」とお菓子屋さん。
最後の仕上げがまだ残っています。家族総出で、あのキラキラした包装紙で包みます。
機械でやるのかと思ったら、これもまた手作りでした。
包装紙を見ると、中に何か書いてあるようです。四コマ漫画のようなもの?少なくともラブレターではなさそう。
包みを開けてクスッと笑ったら、チョコをいただく、そんなお菓子になっているようです。
食べ終わったら、こんな風に包装紙の両端をひっぱると、ぱ〜んと音がしてスリルも味わえるとか。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、両親と一緒にパピヨットを食べた。包みを開くとこんなクイズが書かれてあった。『二本の出っ張った枝はあるけど葉っぱはないのはなあ〜に?』すると両親が、最近やっと私にもできてきた、と意味深なことを言ったかと思うと、口をそろえて言った。『それは胸!』ひどい、私はもう25歳よ、絶対に胸じゃない。正解はメガネ」
VDM(Vie de Merde)より
コメント 0