キャヴィア・ライム [フランスのグルメ]
昔と違って、三が日があっという間に終ってしまいました。
昨日は近くのスーパーに買い物に行ったついでに公園を通ってきたのですが、梅の木に花芽がたくさん付いていました。
すでに膨らんで割れ目から花びらのようなものが見えていてるのもありました。
そして、あれ、あの木はどうかなと思ったら、やっぱりなあ、満開だあ〜。
中国産の梅の木、毎年、真っ先に満開になります。正直、あまりに簡単に咲いてしまうので少々ありがたみが薄い・・・。
それはさておき、フランスで最近、にわかに料理人の注目を集めている食材がキャビア・ライム。一体、どんな食材なんでしょう?
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年1月2日に生放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはランジス国際市場(marché d’intérêt national de Rungis)。日本で言えば豊洲市場みたいなところ。
こちらのお店に行ってみると、その食材がありました。これがキャビア・ライム。
なんだか遠目にはミョウガに見えますが、よく見ると、皮がやっぱりライム。
「数年前から入荷するようになりました。これはカリフォルニア産です」
元々の生息地はオーストラリアで、フィンガー・ライムとも呼ばれています。喉の渇きを癒すために先住民族のアボリジニが食べていたとか。
切って絞ってみると・・・粒々が出てきました。なるほど、それでキャヴィア・ライムかあ〜。
時期が時期なだけに、また需要に追いついていないだけあって、これが高値を呼んでいるらしい。
小売価格は、ひとパック100gで、70〜90ユーロにもなるそうです。
一方、こちらはコート・ダジュールのマントン。レモンの栽培で有名です。
こちらの農園で去年の4月にキャヴィア・ライムを植えたところ、小さな実をつけました。
「オーストラリア東部の湿り気のある森で育つ植物なんですが、数年前から一流の料理人たちが好んで使うようになったんです」
こちらの若きシェフもこのライムを気に入って様々な料理に使っています。
「適度な酸味が加わって料理のアクセントになります。それに珍しいものを食べると言う楽しみもあります」とシェフ。
魚、牡蠣、ホタテなど海に幸の料理にとてもよく合うそうです。
「キャヴィア・ライムなんて全然知りませんでした」と女性客。
ちなみにフランス語ではシトロン・キャヴィアと言います。
「この料理にとてもよく合っていると思います。美味しいですね」と別の女性客。
さらに、なんとデザートにも使われているそうです。これはアイスクリームヌガーとメレンゲ。キャヴィア・ライムがトッピングされています。
和食にも使えそうですが、どうでしょう?
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、僕の家まで5時間もかけて通うのが嫌になったと去っていった彼女に、新しい恋人ができたらしい。彼はオーストラリアに住んでるとか・・・」
VDM(Vie de Merde)より
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