ロイヤルスイート [パリ]
パリの5つ星ホテルHôtel de Crillon(ホテル・ドゥ・クリヨン)、5年ほど前、改装のために2年ほど営業を休止することが発表されました。
当時、高価な調度品も全て競売にかけられていましたから、色んなものが新しくなって新装オープンしたようです。
今回は、その中でも最も豪華なロイヤルスイートのお部屋を少し覗いてみましょう。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年1月4日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
コンコルド広場の一画にあるホテル・ドゥ・クリヨンのロイヤルスイートは、パリを一望できるテラス付き。
一泊20,000ユーロ(約250万円!)の豪華なお部屋に泊まる人はそうそういないだろうと思いきや、予約は2年先まで一杯だそうです。
考えてみれば、そもそもこんな豪華な部屋はたくさんあるわけじゃないですね。
それはともかくとして、朝の9時、係員が寝室の準備を始めています。羽布団も枕も真っ白でシワ一つありません。
ロイヤルスイートの総面積は230㎡あります。広いですね。
寝室の準備を終えて通路を行く係員。たどり着いた先はバスルーム。
ここを掃除するのに雑巾なんてものは使ってはいけません。使えるのは、120℃の蒸気とマイクロファイバーのみ。
5時間後には、リッチなアメリカ人がこの部屋に泊まることになっているそうです。
ホテルにはワイン専用の貯蔵室があります。しかも貯蔵してあるワインの格が違います。
「これは大変貴重なワインでして、コレクターやワイン好きが競って手に入れたがるワインです」とソムリエ長。
ボトルを見るとLA ROMANÉEの文字。2004年とも書いてあります。お値段は3,500ユーロ(約44万円)。
リッチなアメリカ人、これをお飲みになるらしい。
白いバラの生けられた花瓶を持って準備の整った部屋に向かう女性。
この方、客室係りの責任者。ゴミや埃はないか、ベッドの下までチェックします。また、ナイトテーブルの時計の時刻も確認します。
「間違った時間に目覚ましがなったら、お客様に大変な迷惑をおかけしてしまいますから、時間はきちんと合わせておきます」
ロイヤルスイートとなると、電子音のするデジタル時計とは大違い。伝統の目覚まし時計が置いてあります。どんな音がするんでしょう???
さて、厨房ではパティシエが、常連のお客様向けの甘いお菓子を用意していました。
この中の一つタルト・オ・ショコラがロイヤルスイートに運ばれていきます。さらに、ヨガ用のマットレスも用意します。
どうもリッチなアメリカ人はご夫婦でお泊りになるようで、奥様はヨガの愛好家だそうです。
「ご主人は右、奥様は左のベッドをお使いになります。そしてご主人はiPhoneをお持ちなので充電用のケーブルを用意しています」と係員。
ちなみにケーブルのカバーは革製。至れり尽くせりのこのお部屋、過去にはどんな方々がご利用になったかと言えば、ピカソ、マドンナ、ダライ・ラマ等々。
250万円あったら、欧州旅行が5回はできますね。そんなこと考えてたらここには宿泊できそうもありません。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ホテルの部屋で仕事をしていたら誰かが部屋に入ってきた。誰だかわかる?兄?母?それともメイド?いやいや、3人が同時に入ってきたんだよ
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
コメント 0