ユーロ20周年 [トピックニュース]
イタリア・マフィアの頂点に君臨し、一昨年の11月に亡くなったトト・リイナ。
その末娘がパリの8区にレストランをオープンして話題になっているそうです。→こちら。
お店の名前がコルレオーネ。普通のどこにでもあるお店ですが、トト・リイナの娘の店で、しかも名前がコルレオーネと聞いては、知らん顔は出来ないですねえ。
ある女性は、マフィアのボスの娘の顔をこの目で見てみたいという理由から、お店に入ってみたそうですが、娘はいなかったそうです。あまり店には顔を出さないとか。
でも、甲板に「by Lucia Riina」と自分の名前を書いているような・・・。
さて、ドルに並ぶ通貨ユーロが欧州で導入されてから今年で20年目を向かえたそうです。早いですね。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年1月1日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
現在、ユーロを導入しているのは19カ国。さらに今後7か国が導入を予定しています。その流通規模は世界第2位。
ユーロの前のフランスの通貨はフラン。今となっては二十歳以下の未成年者には無縁の通貨ですが、ユーロの導入当初は、誰でもわかるようにユーロの隣に必ずフランの数字が書かれてありました。レートは1ユーロが6.55957フラン。
中にはユーロだけの表示もあります。そんな時は、みなさん、それぞれわかるように工夫していたようです。
「かけ算してましたよ」と女性。
「金額の半分を加算して、それを10で割ってました」と別の女性。
「財布の中身を全部出して払ってましたよ」と男性。
こりゃちょっと大変でしたね!
1999年1月1日、ユーロが産声をあげました。まずは決済用通貨として始まり、2年か3年後に現金の流通が開始になりました。
「努力してるんですけど、やっぱりよくわからないです。ずっとわからないまんまだと思うわね」と高齢の女性。
しかし、20年後の今はすっかり市民の生活に浸透しています。
「ユーロが導入された時は嬉しかったですね」と女性。
「あれは欧州の基礎ができた瞬間だったと思いますよ」と男性。
「ユーロが継続するといいなと思います」と別の男性。
しかし、昔を懐かしがる人もいます。
「パンを買ったり、コーヒーを飲んだりするのはやっぱりフランの方がピンとくる。ユーロはどうも今ひとつです」と男性。
そして、取材した人の多くがユーロと言えば自由貿易をイメージしていました。
「別の通貨に換算することなく物が自由に流通できるようになりましたから経済が拡大しました。これからもこれが続くことを願ってます」
そしてこちらはスペインからの観光客。
「為替のレートを気にしないでどこにでも気軽に行けます。ユーロ圏はちょっとした家族と同じですね」
その家族にはさらに7か国が加わることになっています。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、遠くに住んでいるボーイフレンドが一晩うちに泊まっていった。彼がいなくなった後、ナイトテーブルの上に50ユーロが置いてあった」
VDM(Vie de Merde)より
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