暖炉 4 [ミディ=ピレネー地方]
わが家では、“ルノーでは車は売れないよねえ〜、日産だから世界で売れる。ルノーには日産が絶対必要だけど、日産はルノーとくっ付いていても、もうそれほどの旨味がないんでしょうねえ〜”、てなことになっております。
因みに、現在の仏大統領の公用車はプジョー。
それはさておき、本日は暖炉シリーズの最終回です。フランス南部ガスコーニュ地方を訪ねます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年1月10日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらが本日の暖炉。どっしりとした頑丈そうな暖炉。
ここはカステルモール城。世界にその名を知られた人物が生まれたお城です。
場面は変わって今は17世紀。一人?いや二人?いや三人の男がお城に向かいます。
三人と言えば、そう、三銃士。三銃士と意気投合したのが、ダルタニアン。そのダルタニアンが生まれたのがこのお城だそうです。
暖炉の前で体を暖めている方がダルタニアン。もちろん本物ではございません。この方、ダルタニアン協会の共同代表を務めるアントワーヌさんです。
「ダルタニアンは二十歳になるまでこの城で育ちました。その後、銃士になるためにパリに向かいます」
この協会、ダルタニアン好きが集まってできた協会のようですが、いろいろ再現したり研究したりしているようです。
「ダルタニアンはここで両親や祖父母とともに暮らしていたはずです。特にこの暖炉の前で過ごすことが多かったでしょう。この暖炉は家族の中心的役割を果たしていました」
皆さん、テーブルを囲んでお食事?17世紀の食事の時間はこんな具合だったようです。
暖炉のあるお部屋を眺めてみると、これといった装飾はありません。全体にとてもシンプルで、暖炉もゴツゴツした石のみ。
このお城、どうも地方のプチ貴族の住まいだったようです。
「暖炉には見事な彫刻などは施されていません。だからこそ本物なんです」と協会の方。
「この地方の石を使って作られています。しかも、割れた石や破片も使われています。農家の暖炉とあまり変わらないんです」と男性。
この時代、暖炉は料理にも使われました。串刺しにした動物の肉を焼くのに発明された装置がこれ。歯車を使って串をくるくる回すらしい。しかも火までの高さも調整できるとか。
さらに、暖炉は金庫の代わりにもなったそうです。時には隠したことを忘れてしまうこともあったとか。
「古い暖炉から硬貨が出てきたり、家族の大切な書類が見つかったりすることがあります。暖炉の奥に大切なものを誰にも見つからないようにしまっていたようです」
ダルタニアン協会のお三方、お元気ですねえ〜。
終わり。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、そして2年続けて大晦日に彼女に振られた。二度あることは三度ある。来年は・・・」
VDM(Vie de Merde)より
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