30ユーロで晩ご飯50 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロで4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます、というのがいつものルールなのですが、今回は特別編。
今週木曜日はバレンタインデー。というわけで、今回は、カップルでいただくバレンタインディナーを30ユーロで作っていただきます。
チャレンジしてくれるのは、パリのフォー・シーズンズ・ホテル・ジョルジュサンクにある、ミシュランの星付きレストランLe Georgeのシェフ、シモーヌさんです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年2月9日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
厨房でイタリア語とフランス語を操るバイリンガルシェフ、この方が本日のチャレンジャーです。
イタリア出身のシェフが作る今回のディナーはイタリアンテイストになるようです。
早速、30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
「前菜は暖かいものにしましょう。そうすれば二人の雰囲気もホットになりますからね」とシモーヌさん。
やってきたのは八百屋さん。買ったのはカボチャとニンニク。これが4ユーロで残りは26ユーロ。
次はメイン料理のリゾットの材料を揃えます。まずはお米、それからトスカーナ産の辛口白ワイン、さらにパルメザンチーズを買いました。合計で15.50ユーロ、残りは10.50ユーロ。
次は魚屋さんにやってきました。リゾットの味付け用に魚のアラをタダで入手。購入したのは帆立貝2個。これが2.90ユーロで残りは7.60ユーロ。
最後にデザート用の材料を手に入れます。生クリームと玉子2個で3.50ユーロ。さらに、リーチ4個、しょうが、コリアンダーひと束で2ユーロ。手元に残ったのが2.10ユーロ。
これを握りしめてシモーヌさん、どこかへ行って戻ってきました。
「さあ、これをどうぞ!」
差し出してくれたのが一輪のバラ。2ユーロだそうです。粋なことしてくれます。
では調理開始!
まずは前菜のカボチャのポタージュ。
かぼちゃを茹でたらミキサーにかけ、スライスしたパルメザンチーズとコリアンダーをトッピングしたら出来上がり。
次はメインのリゾット。
深めのフライパンを火にかけオリーブ油を垂らし、お米を入れてさっと炒めます。そこに白ワインを加えます。さらに、魚のアラを使って作っただし汁を加えて火を通します。火が通ったところでこんな風にシャッフルします。
「こうすると中に空気が入ってクリーム状になり美味しいリゾットができます」
ホタテの両面を強火でさっと焼いたら、リゾットにのせて出来上がり。
最後はデザート、チーズケーキ風クレームブリュレ。
なにやらボールで混ぜてますが、何なのかは不明。生クリームがベースになっていることだけは確か。
リーチとショウガは風味付けだそうです。ジュースを絞ってクリームの中に入れる?ちょっとピリリとしたお味になるらしい。中温のオーブンで45分ほど焼いたら取り出し、グラニュー糖をふりかけバーナーで焦がしたら出来上がり。
ロマンティックはバレンタインディナーを楽しみましょう、乾杯!
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、パソコンを見ながらリゾットを食べていると電話がかかってきた。平らな場所にリゾットをおいて電話に出た。しばらくしてパソコンの前に座ると、なにやらお尻があったかい。そう言えば、リゾットを椅子の上に置いたんだっけ・・・」
VDM(Vie de Merde)より
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