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オーベルジュのグルメ1 [フランスのグルメ]

 今日から3回のシリーズでフランスのオーベルジュ(お食事付きの宿屋)の名物グルメを紹介します。

 第一回目の今日は、スペイン国境に近いピレーネー地方のオロン(Aulon)にあるオーベルジュを訪ねます。

 Paris_Aulon.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年2月6日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 オロンに行くためには、オール渓谷の雪道を通らなくてはなりません。

 しかし、どの車もこの有様。これ以上先には進めそうもありません。幸い、村からタクシーが迎えに来てくれました。

 この雪道は地元の人でないと厳しいですね。

 「オロンでは村人全員が一つの家族みたいに暮らしてるんですよ」と運転手。

 さあ、その村に到着です。道路も家も白い雪に覆われています。

 こちらが今日訪ねるオーベルジュAuberge des Aryelets。シェフのジュリアンさんが中に案内してくれました(ジュリアンさん、なんと半袖Tシャツ!)。

 明るいフロア。そして楽しくなるようなこの一品。

 「この渓谷の中でも一番のオーベルジュです。食べても目で見ても深い味わいがあります」と女性客。

 「この辺りの小さな村の集合場所になっています」と別の女性。

 こちらがお客様方が食べていただく料理のできる場所、厨房です。

 「遠くから食べに来る人もいますから、それにきちんと応えられるような料理を作っているつもりです」とジュリアンさん。

 奥様と二人でこのオーベルジュを切り盛りしています。

 ジュリアンさんが料理人になったのは、スペイン人のお祖母さんの影響らしい。

 「祖母は本当に美味しい料理を食べさせてくれました。影響を受けないわけがありません」

 そのお祖母さんから伝授された料理がこのパテ。子牛の肉を一晩かけて煮たもの。口に入れるととろけそう!

 このパテを使ったのがこの一皿。付け合わせは、この地方の特産品タルブのインゲン豆をズッキーニに詰めたもの。

 そしてこちらは地元産の山羊のチーズを使った料理。熱いうちに食べるのがいいらしい。

 このチーズを作っている生産者を訪ねてみました。道に迷いながらもやっと辿り着きました。

 この山羊たちが美味しいチーズの元になる乳を提供してくれます。

 かなりの僻地のようですが、生産者は若い女性でした。

 「ここでは2種類のチーズを作っています。ピレネー地方のチーズはまだあまり知られていませんが、100軒ほどの生産者がいます」

 さて、このチーズを使っているのが先ほどの料理です。上にのっている素麺みたいなのはカッペリーニ?赤いのはイベリコ豚のチョリソーだそうです。

 続く・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、本当に僻地の村に引っ越してきたことを自覚した。何しろ雨が降るとテレビが映らなくなるのだ [ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より



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コメント 2

nicolas

想像以上のお皿が続き、びっくり!
こんな雪山でこれほどの料理が食べられるとは!
しかも、どれも美しく彩られてましたねーため息♡
by nicolas (2019-02-13 13:48) 

carotte

nicolasさん
こんな雪深い片田舎のレストランで出てくるようなお料理ではないですよねえ〜。見た目にこだわると味が今ひとつ、というのが多いですが、ここのは味もいいというのがわかりますね。
by carotte (2019-02-16 15:03) 

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