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オーベルジュのグルメ2 [フランスのグルメ]

 近くの公園の梅の木、花がだいぶ開いてきました。三分咲きに届くか届かないくらいか?

 安全のため(それに冷たい風が吹いていたから)マスク着用だっただめ、梅の香りは分からず。

 マスクなしでも、もうちょっと開いてくれないと、あの香りは感じられないかもしれません。

 さて、シリーズの二回目は、フランスアルプスの一角にある山小屋を訪ねます。

 Paris_ColDIzoard.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年2月7日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 急斜面の雪山が並ぶフランスアルプス。毎年、ウィンタースポーツを楽しむ人たちでにぎわいます。

 しかし、このイゾアール峠一帯は積雪のため車は通行止めになってしまいました。

 スノーモービルで雪道を急いでいるのがコランタンさん。標高2,360メートルの山奥にある山小屋Refuge Napoléonの運営・管理を任されています。

 山小屋は、麓にある商店から1時間半ほど走ったところにあります。

 「この山小屋は積雪のために外界と遮断されたような状態になっています。それが魅力なんです」とコランタンさん。

 こちらのグループは、雪の中を徒歩で2時間半かけてやってきました。

 外は凍りつくような寒さですが、山小屋の中は暖か。コランタンさんはシャツ一枚でお客様を出迎えます。

 「疲れたでしょう。ストーブで温まってください」

 年代物の陶器のストーブに手をかざして温まる山男。ストーブの周りには濡れた登山靴やジャケットが並んでいます。

 雪山を2時間半も歩いたんですからお疲れでしょう。そんな時、こんなものがあると疲れも寒さも忘れてしまいそうです。

 並んでいるのは数種類のタルト。まるでお菓子屋さんのショーウィンドウのよう。

 この山小屋、実は50年も前から美味しいタルトを出してくれると評判なのだそうです。こちらの方が厨房を取り仕切るシェフのアントニーさん。

 こんな山奥に料理を作って食べさせてくれる宿を作るなんて誰の発想?

 あのナポレオン1世の甥にあたるナポレオン3世の統治時代の1854年、フランスアルプスの重要な6つの峠に山小屋が作られることになったのだとか。

 アルプス越えを実行したナポレオン1世からの助言でも残されていたのか・・・。

 現在、6つの山小屋のうち4つが残っているそうです。どれも “Refuge Napoléon(ナポレン山小屋)” と言う名前が付けられています。

 何かあった時に逃げ込める場所や休息できる場所があればアルプス越えも少しは楽になるということでしょうか。

 こちらの山小屋では20人ほどが宿泊できるそうです。寝室はこんな感じ。数人で同じ寝室を分け合って使います。どの山小屋も同じような作りになっているそうです。

 夜になって3人のお客様がやってきました。まずはビールで乾杯。お食事はチーズフォンデュ。この晩ご飯を食べるためにやってきたそうです。

 そして帰りは6キロの道をスノーボードで一気に滑り降ります。

 「前の人とは必ず5メートルは間隔をとって滑り降りること。いいですね」とコランタンさん。

 では出発!

 暗いのにこんなことして大丈夫なんですかねえ。でもよく見ると専用の走行ルートが作ってあるようです。

 45分ほどで滑り降りることができるそうです。

 続く・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、生徒たちが真面目に授業を聞いているかテストすることにした。『我々の太陽系は、イチゴ・タルトの上に集まっている」と私。生徒たちは無反応で、黙々とノートを取っていた・・・」

VDM(Vie de Merde)より



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