30ユーロで晩ご飯51 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロで4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回はフランスで活躍するナポリ出身のシェフがチャレンジしてくれます。
ではスタート!
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年1月26日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがそのシェフのシロさん。リールで7軒ものレストランを営んでいるそうです。スペシャリテはもちろんパスタ。
では早速30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
まずは八百屋さんへ。アーティチョークを手に取り始めました。しかし、隣にあったソレント産のオレンジを見つけて気が変わりました。アーティチョークはやめて、オレンジとフェンネルを購入。これが3ユーロで残りは27ユーロ。
どうもこれで前菜を作るようですが、そのためにはもう一品必要です。それが牛肉。サーロイン300gで8.50ユーロ。残りは18.50ユーロ。
次はメイン料理ですが、カネロニになるそうです。中に詰めるのは・・・かぼちゃ。いろんな種類が並んでいましたが、八百屋さんのお勧めでバターナッツを買うことにしました。さらにデザートのタルト用に洋梨を4つ、ハーブを1束、パスタの生地用に玉子も買いました。これが合計で6.50ユーロで残りが12ユーロ。
次は、とある食料品店にやってきました。パスタとタルトの生地に使うリコッタチーズ、そして豚の頬肉の薄切り、ヘーゼルナッツ、小麦粉を購入。合計で12ユーロ。
これでお買い物は終了。ちょうど30ユーロを使いきりました。ピッタリ賞ですね。
では調理開始!
まずは、小麦粉と玉子でパスタの生地を作ります。
「基本は100gの小麦粉に対し玉子一つです」とシェフ。今回は4人分なので小麦粉400gに玉子4つで生地を作ります。きれいに混ざったら冷蔵庫で1時間寝かせます。
その間に前菜を作ります。
オリーブ油を絡めて冷蔵庫で1時間ほど休ませたお肉に、オレンジの果汁を垂らしたら薄切りにしてお皿に盛り付けます。薄切りにしたフェンネルと皮をむいて4等分したオレンジをのせてオリーブ油をかけたらカルパッチョの出来上がり。
次はメイン料理のカネロニ。
バターナッツをオーブンで焼き、火が通ったらスプーンで身を取り出し、ボールでリコッタチーズと混ぜておきます。
冷蔵庫から取り出した生地を伸ばして、ここにバターナッツとリコッタチーズを混ぜたものを絞り出し、生地で包みます。くるくるっと丸めて熱湯で3分ほど茹で、最後にフライパンでさっと焼いたら、グリルした豚の頬肉をトッピングして出来上がり。
最後はデザート。
まず皮をむいてさいの目切りにした洋梨をフライパンで炒めます。
小麦粉に玉子と砂糖を加えて作った生地に、グリルして砕いたヘーゼルナッツとグラニュー糖を加えよく混ぜます。これを伸ばしてオーブンで焼いたら、丸い型を8つくり抜きます。これで、リコッタチーズと砂糖で作ったムースをサンドイッチにして、炒めた洋梨をトッピングし粉砂糖をふりかけたら出来上がり。
どれも美味しそうですね。それに一足早く春を感じさせてくれます。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、登校したらクラスメートたちが私を見るなり笑い出した。それもそのはず、保湿用のヘーゼルナッツクリームを顔全体に伸ばすのを忘れて、鼻の頭につけたままで登校してしまったのだ」
VDM(Vie de Merde)より
ピタリ賞も凄かったけど、なかなか手の込んだイタリアンでした!
カネロニをあんなに立体的にするなんて、スゴイ!
カルパッチョもオレンジの香りでまろやかでしょうねー
デザートも美味しそう♡
なにより、バターナッツかぼちゃの半身焼きがホッコリしてて、すごく美味しそうに見えました。
今、バターナッツかぼちゃあるんですよ、やっちゃおうかなぁ。
by nicolas (2019-02-20 11:26)
nicolasさん
カネロニ、手が込んでましたね。どうするのかなと思っていたら、立体に仕上げてました。爽やかな前菜も美味しそうだし、デザートも手を抜いていませんでした。シェフのアイデアが光ってました。
バターナッツのお料理、できたでしょうか?
by carotte (2019-02-24 17:42)