30ユーロで晩ご飯53 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロで4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回は、フランス中部のオーベルニュ地方でジット(民宿のようなもの)を経営しているアレクサンドルさんがチャレンジしてくれます。
ではスタート!
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年2月23日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
小さい頃から料理が大好きだったアレクサンドルさん、自宅をジットに改築して宿泊客をもてなしています。
リポーターさんとの待ち合わせ場所は市場。ここでは地元の農産物を販売しています。さっそく30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
まず向かったのは八百屋さん。選んだのはキャベツ。シワの多い種類のキャベツです。メイン料理はこのキャベツを使った詰め物料理。
キャベツの他に、泥付きニンジン、ニンニク、中サイズの玉ねぎ、シブレットも購入。さらに、デザート用に洋梨4個、赤ワイン1本も購入。これが全部で12.51ユーロ、残りは17.49ユーロ。
因みに、ニンジンは泥が付いていた方が長期保存できるそうです。
次はキャベツに詰める具を求めてお肉屋さんへ。ソーセージミートを購入。4分の3が豚挽き、残りが仔牛と成牛の挽肉だそうです。さらに豚バラ薫製肉を150グラムほど追加購入。風味が出て美味しくなりそうですね。これが合計で6.56ユーロ、残りは10.93ユーロ。
次は乳製品のお店にやってきました。前菜のスフレに使うチーズとバターを購入。チーズは地元産のカンタルチーズ。これが6.38ユーロ。残りは4.55ユーロもありますが、お買い物はこれで終了です。
さあ、ジットの厨房で調理開始!
まずはちょっと時間のかかるデザートから始めましょう。定番の洋梨の赤ワイン煮。
洋梨の皮をむきます。鍋に赤ワイン、砂糖、シナモン、ローリエ、アニスを入れて一煮立ちさせたところに、洋梨を加えとろ火で40分ほど煮込みます。梨の芯までソースが染み込んだら出来上がりです。
その間にメインのキャベツの詰め物料理を作ります。
キャベツの葉をむいたら鍋で蒸します。玉ねぎ、エシャロット、ニンニク、パセリはみじん切りに、ニンジンと豚バラ薫製は賽の目くらいの大きさに切り、タイム、ローリエと一緒にオリーブ油で8分ほど炒めたら、ソーセージミートを加え、さらに10分ほど炒めます。全体に火が通ったら火から降ろし、タイムとローリエを取り除きます。しばらくして冷めた頃に溶き卵と刻んだシブレットを加え混ぜます。
バターを薄く塗った型に蒸したキャベツの葉を花びらのように敷いたら真ん中に詰め物をのせます。その上にまたキャベツの葉をしき詰め物をのせます。これを3〜4回繰り返したら最後にキャベツの葉で包むように蓋をします。よく上から押して形を整えたら180℃のオーブンに入れて40分かけて焼きます。
次は前菜のカンタルチーズのスフレ。
バター、小麦粉、牛乳でベシャメルソースを作っておきます。カンタルチーズをおろしてベシャメルソースに加えよく混ぜ合わせたら、卵黄4つを一つずつかき混ぜながら加えていきます。鍋を火から降ろし、ふわふわに泡立てた卵白を加えて混ぜ合わせたら、器に取り分け、210℃に熱したオーブンで30分間焼きます。
こうしてできたのが今回の晩ご飯。材料費は一人分約800円くらいです。美味しそうですね!
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、金曜日の夜より月曜日の朝の方が好きだということに気がついて愕然。僕の私生活ってつまらない・・・」
VDM(Vie de Merde)より
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