お家に帰ろう! [トピックニュース]
パリで開かれていた国際農業見本市、期間中の入場者の数は633,213人だったそうです。
70万には届かなかったようですが、1日平均で70,000人ほどが入場したことになりますから、成功と言っていいでしょうね。
閉会とともに人も動物たちもわが家へと帰って行きました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年3月4日に放送)
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雄牛のイブラ・ミックがパリからわが家に戻ってきました。
トリコロールのリボンは栄光の印。見本市で、最も美しい牛の一頭に選ばれたのです。
体重は1,473キロ。赤身の肉が美味しいシャロレー牛です。
「田園と新鮮な空気。これがイブラ・ミックの生活なんです」と飼い主。
昨日はまだこんなところにいました。屋内の展示会場で大勢の人に囲まれていたのです。
「これで立って歩いているのが信じられないわ(笑)」と女性。
「この牛、すごく印象的。素晴らしいわね」と別の女性。
賞を受賞したイブラ・ミックの飼い主はヴァランタンさん、22歳。若いですねえ。
「受賞したことは僕たちにとって最高の出来事でした」
盛況だった見本市が終わり、いよいよ帰途につく時刻となりました。
無事に終わってホッとすると同時に、少々お疲れ気味。
しかし、ゆっくりしている暇はありません。トラックに乗って300キロの道のりを走ります。時間にして約5時間ほど。
故郷のイグランド村の実家に戻ったのは夜中の2時過ぎのこと。
「ご機嫌で干し草を食べていますよ」とヴァランタンさん。
これで一安心。
翌朝、賞でもらったメダルを暖炉の上に飾ります。これ、ひょっとして牛の首にかけられるようになっているのでは?
この地に牧場を開いたのはヴァランタンさんのお祖父さん。以来、親子三代にわたってシャロレー牛を育ててきました。
たくさんメダルが並んでいるところを見ると、毎年のように見本市に参加しているようです。
「雄牛をパリに連れていくことは我々の生きがいなんですよ」とヴァランタンさんのお父さん。
なんだか職業にかける情熱に感動してしまいます。
一方、イブラ・ミックの方は、牧場でのんびりお散歩。「やっぱり故郷はいいなあ」とかなんとか言ってそうですね。
お歳は6歳だそうですが、そろそろ引退の時期だそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、6才になる息子の参観日。シーンと静まり返った教室で、何を思ったのか息子が叫んだ。『ママ、お口にお髭が生えてるよ』」
VDM(Vie de Merde)より
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