週末はイビサ島で [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回は、スペイン本土から80キロほど沖合にある地中海の島、イビサ島を旅します。
パリからは空路の直行便で2時間強。では早速、出発しましょう!

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年2月23日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
おお、美しい島!
夏には400万人に膨れ上がる人口も、冬には20万人に減少・・・というより、元の人口に戻ります。おかげで、ゆっくり島巡りが楽しめそうです。
ここイビサは島の中心都市ですが(青印)、冬はこの通り静まり返って、観光客の姿を見かけることはありません。
最初に島を案内してくれるのはジェマさんです。生まれた時からこの島で暮らしています。
まずは16世紀に作られた要塞を訪ねてみましょう(赤印)。当時、外敵の侵入を阻んでいたのがこの要塞でした。
「兵士がここから石を投げて侵入者を撃退していたんです」とジャマさん。
次は島の北部に行ってみることにしましょう。開発が禁じられているので手つかずの自然が残っています(緑印)。
週末には、こうしてガイド付き徒歩ツアーが開催されています。所要時間は3時間ほど。美しい風景を楽しみながらユネスコの世界遺産にもなっている島の自然を満喫できます。
「今までイビサ島といえば、DJのいるバーやクラブやら、あまりいいイメージがなかったのですが、ここは全く違った場所ですねえ」と男性。
さらに山道を登ると海抜200mあまりの崖の道が10キロほど続いています。
「高いところが苦手な人はここにいてください」とガイドさん。
旅人さんたち、どこまで登って行ったのか・・・。
現在のイビサ島はDJの島として知れ渡っていますが、1960年代はヒッピーの島でした。世界各地からヒッピーがこの島に集まってきたのです。
そしてそのままこの島に住み着いたヒッピーもいます。それがこの方。クリスさんは英国を離れて、この丘の上に変わった村Casita verde ibizaを作ってしまいました。
「ここはゲストハウスです。この天井にはパラボラアンテナが使われています。あちらの窓はルノー・4のフロントガラスを、その下は洗濯機のドアを使っています」とクリスさん。
壁には瓶、床には貝殻が使われています。全部、手作り???
「家を作るのに購入したものはありません。全部、周りにあったもので作っています」
そして敷地内にある菜園では果物や野菜を育てています。こちらのバーでは、その野菜や果物をジュースにして提供しています。
さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。今晩泊まるのは・・・ヒッピー時代のこのバス。
「当時、イギリスからこのバスを運んできて、ホテルに作り変えたんです」とオーナーのティナさん。
中に入ると、確かにバス。運転席があって、座席もあります。しかし奥にはベッドが2つ。確かに、ホテルらしくなってますね。これで一泊二人で37ユーロ。しかし、1960年代、車にエアコンは付いていなかったので冬は少々寒いかもしれません。
さあ次は腹ごしらえ。ホテルレストランLa Torre Ibizaのテラス席へ直行(オレンジ印)。目の前に広がる海を眺めながら、乾杯!お酒をいただきながらタパスをつまみます。
しばらくすると水平線に太陽が沈み始めます。島ならではの絶景です。
翌朝は、ちょっと変わった場所に行ってみましょう。ここは100年ほど前に見つかったという洞窟Cova de Can Marçà(こげ茶印)。
かつて偽造品を売って稼いでいた者たちが倉庫として使っていたこともあったそうです。
「今でも何か隠されてるんじゃないですかね?」と旅人。
「いいえ、何にもありませんよ(笑)」とガイドさん。
ここでは偽物ではなく本物の自然の造形を楽しむことができます。
さて今回の旅の費用は、航空運賃が120ユーロ、レンタカーが40ユーロ、ガイド付き徒歩ツアーが10ユーロ、宿泊代が37ユーロ、見学料が22.50ユーロ、お酒とタパスが20ユーロで、合計249.50ユーロ(約31,000円)でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、家族が私の部屋を “聖母の洞窟” と呼んてでいることを知った
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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